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【詩】春に酔う


陽射しの声に誘われて
ふと見上げれば
忘れていた春の木に
数えきれない春の花
 
忘れられた時の
桜であり続けた見事さが
誇らしげに咲いている
 
 
今はまだ私の先の姿は
見えないけれど
 
心を伸ばし続けたら
いつか出会えることが出来るはず

降る花びらがささやいて
春に酔った午後の事




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