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【詩】時に会う


坂を下れば
聞こえてくる波の音
小径を抜ければ
空まで広がる大きな海

止まることを知らない
波時計

波に時を見て 時を聴く

そんな場所に刻まれる
砂浜の足跡が
どこか儚く切ないのは

もう戻らない一瞬前の
自分の姿を見ているから

時々はここに来て
時に会う
時間を大切に思うために








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