【レコードの素晴らしさを語ろう❸】収録時間が絶妙で心地よい。長ければ良いってものではありません。
コロナ禍の中で「レコードで音学を体感する楽しさ」に目覚めどっぷりハマっている私ですが、年齢的にはCD世代ど真ん中、サブスクの恩恵を最大限に享受している世代です。
そんな私がレコードの素晴らしさを語る③回目の今回はレコードの「収録時間」の心地よさについて語りたい。
結論から言えばレコード(LP)の収録時間が実にちょうど良いんです!!!
物理的にLPの場合片面15分〜23分しか収録できない。
両面に直すと30分〜46分となります。
この潔さと無駄を省かざるを得ない収録時間の短さが一枚の作品の質を上げていると考えられないだろうか。
贅肉を削ぎ落とした筋肉質な作品とでも言いましようか笑
レコードからCDにフォーマットが変わり1枚46分が74分に伸びました。そしてサブスクの時代になると収録数という概念は無限になりました。
収録時間が伸びると限界まで詰め込みたくなるのが人の性です。結果はやはり時間稼ぎの間延びした所謂、「捨て曲」が量産される事になった可能性があります。
勿論全てがそうではありません。74分で素晴らい名盤が多数あるのは間違いない事実ですが。笑
サブスクになると驚いたのは、とある名盤でオリジナル10曲で完結の30分の作品にDX盤のDEMO音源にLIVE音源にリマスター音源を全て詰め込んで100曲超えのラメーン二郎ばりの超大盛りに変貌しており驚愕したのを覚えています。笑
昨今よくあるBOXセットや周年物の特盛セットは本当にそのアーティストや作品が好きな方にとっては垂涎の音源でありコレクターズアイテムだと思います。
とある名盤を聴いて見ようと思った方がサブスクにアクセスしたら、そのアルバムがDX版満載で100曲切れ目なく流れてきたら1枚の作品として楽しむ事はまず出来ないと思います。笑
短い収録時間であれば集中して名作に向き合えます。また一枚をしっかり聴き込んだ感が一冊の本を読了した満足感にも似ています。
ページ数が長い作品を読了する場合は時間がかかります。その長さを否定しませんし、そこから得られる満足感も強いのは経験上理解しています。
しかし日常の余暇の時間には限りがありますので「レコード一枚から得られる30分の感動」は私にとって本当に丁度良い癒しの時間になっています。
レコードの素晴らしさ③回目は「収録時間の心地よさ」でした。
本日も最後までご覧頂きまして有難うございました。
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