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フィールドホッケーを初観戦した話。


東京オリンピック開幕まで、あと338日らしいです。
半端過ぎますね、書かなくてよかったな。

2019年8月21日、この日はフィールドホッケー日本代表 vs マレーシア代表を観戦に、東京都・大井ホッケー競技場に行きました。

この大会は、運営面も含めた東京オリンピックのテストマッチ、「Ready Steady Tokyo」のホッケー版。
一般には非公開なのだけれども、知り合いの方が観戦申込みをしてくれていたおかげで、観戦することができました。


フィールドホッケーは初観戦、というかルールも知らなければ選手も知らない、ほんまもんの素人
ちなみにアイスホッケーは、テラスハウスのつーちゃんの影響でちょっと知りました。


最初に試合を観た感想を書くと、非常に面白かった。
素人でもわかる見所があるし、展開がスピーディーで時に激しく、時にテクニカルなプレーの連続。
もっと早くこのスポーツを知りたかったです。

日本は男女ともにオリンピック出場が決まっているそうで、2次抽選では応募してみようと思います。

このnoteでは、初観戦の感想をつらつらと書いていきます。
多くの人のホッケーを観に行くきっかけになってもらえれば、この上なく嬉しいです。


では、書いていきまーす。


------🏑------

・大井ホッケー競技場

最初に会場の紹介だけ、、

会場は東京オリンピックのために新設された競技場で、Ready Steady Tokyo開幕の17日に完成披露式典が行われたばかりの、ピカピカの競技場です。

東京モノレールの大井競馬場駅から徒歩8分くらいの立地で、それほど歩くことなく辿り着けます。
周辺は緑に囲まれていて、テニスコートや野球場などのスポーツ施設も多くあります。

コンビニや商業施設は少なめなので、観戦する際は事前に飲食物を買ってきたほうがいいかもしれませんね。
これから競技場を中心に地域が盛り上がって、他の施設も増えていけばいいですね!

ちなみにオリンピック後はホッケー場やフットサル場などの、多目的グラウンドとして利用されるそうです。


・おもてなし

ここからが観戦記になります。

前日までの試合結果によって9:30から3位決定戦、日本vsマレーシアの組み合わせになりました。

男子代表の愛称は「サムライジャパン」。野球のほうが印象が強いかもしれませんが、ホッケーのほうが先みたいで、漢字表記の「侍ジャパン」が野球らしいです。
女子代表の愛称は「さくらジャパン」。どちらとも日本らしくていいですね。

9時過ぎに会場に着いて入場するときに渡されたものを、以下記載します。

リーフレット、冷タオル、冷えたいろはす500ml、うちわ、サンバイザー…

これでもかってくらいの熱中症対策グッズを渡してくれました。笑
特に海外の方にとって東京の暑さはしんどいでしょうからね。

競技場横にも、ミストが出るテントが設置されていたり、虫除けスプレーができる場所が用意されていたり…。
規模はさておき、「おもてなし」を感じることができました。

また、スタッフの方々から人当たりの良さが滲み出ていました。みんな笑顔で挨拶してくれます。
ハンドボールと同じように、フィールドホッケーの世界も暖かくて優しいんだろうな~と、ふと思ったり。


・会場の様子

階段を上がったコンコースでは、ホッケー体験ができるブースが用意されていました。

山梨学院と書かれたユニフォームを着た大学生(?)が子どもたちと楽しそうに触れ合っていて、暖かい気持ちになりました。
日常でスティックを握ることなんて、ほぼないですからね。この日のような機会を大切に、普及が進んでいけばいいですね。


スタンドに入ると、映えた青に視界が支配されました。

フィールドの大きさも知らなかったので、「こんなに大きいんだ!」と呆気に取られました。
あとは、「ゴール前の半円がハンドボールっぽいな」とか、「縦の直線は何の線だろう」など、子どもみたいな好奇心に駆られていました。笑

スタンドの向かい側は更地になっていたけど、そっちにもスタンドを作るのかな?

日差しが出ていたので、屋根があって日陰になったスタンド上部から観戦することに。
全ての席にドリンクホルダーが付いていました。細かいけど、ありがたいですね。


・試合開始!

センスの良いBGMが流れる中、めちゃめちゃイイ声した英語のアナウンスが始まり、その後に日本語でもアナウンスが。
オリンピックのテストだもんね。そりゃあ英語だよね。笑

始めに子どもたちが中央に集まり、それぞれの位置に散らばります。
どうやら「ボールパトロール」という、サッカーのボールボーイ的な役割のようです。

その後選手が入場し、国歌斉唱。
そして試合が始まりました。


数えると1チーム11人で行うようで、キーパーは重装備でゴール前に構えていました。

オフサイドはないみたいだけど、ボールの受け方やドリブル突破、攻撃の組み立て方は、まさにサッカーのそれでした。
バルセロナのティキタカ感もあるし、リバプールのハイプレスショートカウンターのような動きも…。

めっちゃ面白いじゃん、フィールドホッケー。

特にサッカー好きな人は楽しめると思います。
スティックにボールを吸い付けてターンしたり、狭い間をドリブルで突破する様は、メッシみたいで思わず「おぉっ」と口に出てしまいました。


選手交代は何度でもokで、交代する選手が味方にビブスを渡します。このあたりはフットサルみたいですね。

多くの選手が続々と入ってくるので、選手の個性や特徴がわかるようになれば、より楽しめるんだろうな~~と思いました。


・クォーター間とハーフタイム

試合は4クォーター制で1Q15分、2Q終了時に15分のハーフタイムが設定されています。

Q間やハーフタイムにはスタッフの方が熱中症対策を呼びかけていたり、いろはすを配っていました(無料!)
スタッフの方の働きは、本当にありがたいですね。

また、羽田空港が近いこともあって、5分に1回ほどのペースで大きく見える飛行機が離陸していきます。後ろにいた子どもたちは、離陸するたびに「飛行機だ!」と声をあげていました。笑

飛行機が見られる競技場、カッコいいじゃんか。


・ゴールラッシュ!

試合は第2Qにマレーシアに先制点を取られてしまいますが、第3Qに日本が一挙に5得点を奪い逆転!
シュート時のスティックを思い切り振る迫力と、ボールのスピードは爽快ですね!

得点のほとんどは「ペナルティコーナー(PC)」という、ゴール前の半円内で相手が反則した際に与えられるセットプレーからでした。
選手達の様子を見ていると、いかにPCを獲得できるかが得点への大きな要因なのかな?

このとき守備側は防具を付けて、ゴールの中に入ります。
他のスポーツでは見られない行動だったので、新鮮で面白かったです。笑
言葉だと説明しづらいので、実際に観に行くか動画を見てください!


セットプレー以外の得点も、流れるようなパスワークからゴールに流し込み、素人から見ても美しい得点でした!

第4Qにも追加点を決め6-1で圧勝(?)し、日本は3位で大会を終えました!
そのあとの男子決勝戦や女子の試合は予定があり、観戦することはできませんでしたが、全てが新鮮な観戦体験をすることができて、大満足!


また、帰るときにも「冷たいタオルいかがですか」とスタッフの方が親切に声をかけてくれました。
最後まで気持ちよく過ごすことができましたね。


家に帰ってホッケーについて検索すると、試合の記事がリリースされていました。

「ヒットシュート」「ドラッグフリックシュート」「3Dドリブル」など、意味がわからないけど響きがカッコいい単語に戸惑いながらも、フィールドホッケーの奥深さをなんとなく感じることができた、気がします。

同時に、もっと詳しくなりたいなと思いました!


・最後に

スティックがボールを捉える乾いた音。

GKがセーブする鈍い音。

水しぶきをあげる青い芝。

全てが新鮮で、全てが新しい世界観でした。


たまたま観戦することができて、興味本位で行っただけですが、想像以上に面白いと思えるスポーツと出会えることができて、とても幸せな一日でした。

同時に、やっぱり「知らない」は大きな損だということ。知りに行けば自分の中で新しい世界が広がり、豊かな人生が送れることを再確認することができました。どの分野でも言えることですね。

今日知ることのできたフィールドホッケーというスポーツを、より多くの人に知ってほしいと思う。このnoteを書いた理由です。

まだまだ認知度が低いと思われるこのスポーツが、今後もっと熱狂の渦に包まれるように、何かしらの活動やお手伝いをしたいなと思っています。


とりあえず、オリンピックの2次抽選には応募しますね。
それと、さくらジャパンも観に行きたいです。


選手、スタッフ、ファン、メディアのみなさん、暑い中お疲れ様でした。
試合会場で、お会いしましょう。

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最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

いつも「スポーツ観戦の行って帰ってくるまで」というテーマで観戦記を書いています。最近は横浜F・マリノスの試合を観戦しました。

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