活動に「参加してもらう。」ために意識すべきこととは。
自分に一番足りないのは、「行動力」であると確信しているJUNです。
新年ということで、僕も一丁前に目標を立ててみるべく考えてみました。本来であれば、自分の「良さ」を伸ばすような目標が良いことは分かっているのですが、僕の場合は事情が違います。
なぜかというと、自分がやりたいことを真正面から妨害しようとする特性を持ち合わせてしまっているからです。
それが、「行動力」のなさ。
何としても、今年は「行動力」をつけたい!! この一点突破型でいかせていただきます。
本日は、そんな話題。
もちろん、人それぞれ性格がありますから、僕のように何でも遠くから眺めがちな子どもさんもいれば、積極性の塊となって突っ込んでいくことができる子どもさんもいることでしょう。
どちらが正解ということはないのですが、もしも、「自分を成長させたい!」と願うのであれば、やはり「参加する」という選択肢を取る必要があるのです。やはり、まずは「参加」してみないと話になりませんから。
そして、子どもに教える側となる大人は、逆に「参加してもらう」ことを意識しなければなりません。そこで考えないといけないのは、子どもさんの中には、僕のように「進んで参加できない子」がいるということです。
ぜひとも、本記事を読んで、多くの子どもたちを引き込み、達成感を与えてあげてくださいね!!
▶「参加」を促す必要性。
授業をしてみると分かるのですが、子どもたちの「参加スタンス」は、まちまちです。
・教師が話始める前から「手を挙げよう!」と決めている子。
・「どうか、当たりませんように!」と願っている子。
・発言する気持ちも能力もあるけれど、勇気が出ない子。
・そもそも、勉強自体に関心がない子。
このように全く気持ちが揃っていない集団に対して、教師は学習してほしいことを投げかけます。だからこそ、教師は、子どもたちの興味・関心を引こうと導入を工夫するのです。
しかし、現実はそう甘いものではありません。ここで、集団指導の限界が発生します。1人の教師が、40人近い集団に課題を投げかけたところで、その枠の中に全員が入ってくるというのは夢物語です。
だからこそ、1回目の投げかけで枠の中に
入れなかった子どもたちを何とかして軌道にのせるため、「あなたの参加を心待ちにしております。」という、投げかけをしなくてはなりません。
そして、その手立てが功を奏して子どもたちの「参加」が確定したところで、初めて共通の学習が成立したということになるのです。
なかなか、厳しい戦いにはなりますが、「参加してもらう」ための戦術を紹介します。
▶戦術❶ ハードルを下げる!
まずは、1回目の投げかけで枠の中には入ることができるけど、「表現する勇気が出ない。」というお子様向けの戦術です。
基本的な授業の「つくり」は、「授業が進めば進むほど、問題は難しくなってくる。」という法則があります。ということは、「表現する勇気が出ない。」子どもたちは、「なるべく授業の前半戦で表現しておいた方が良い。」と言えます。
そこで、教師の戦術としては、
「とっておきの『一問一答』を乱れ打ち。」
することが有効です! もちろん、分かっていますよ。一問一答には、それほどの学習効果は期待できません。しかし、授業の最初で「発言ができた!」または、「発言ができそうだ!」という雰囲気で満たすことは今後にとって重要になってきます。
しかし、気を付けないといけないことは、ここで「時間を浪費」してはいけません。僕自身、多くの子どもたちが手を挙げてくれることにいい気になって時間を拡大した結果、一番大切な授業の終末部分の考える時間を確保できなかった苦い経験を、本当に数えきれないほど経験しています。
何よりも大切なことは、
「多くの子どもに表現してもらうために、テンポ良く進めること。」
なのです!
▶戦術❷ 何が何でも表現させる!
さて、上記にも書きましたが、「参加してもらう」ためには、「積極性の塊。」よりも「勇気が出ない。」もしくは「興味ない。」という子どもを授業の「より早い段階」で参加を促す必要性があります。
戦術❶では、「一問一答」を紹介しましたが、リアルな現場では、全員を指名することは不可能でしょう。そこで、
「『名前が書かれた札』のようなものを用意して、黒板にはってもらう。」
という方法も合わせて使うことも効果的です。
「これまで友達の話し合いを聴いていて、『自分の考えと近いな。』と思った友達の意見の近くに名札を貼ってみよう。」
とか、
「意見が2つに分かれているんだけど、『自分の考えに近いな。』と思う意見の方に名札を貼っておいで。」
という感じで、指示をします。
このように「自分の考え」を「発言意外の方法」で表現する機会を提供することで、「授業への参加」を促すという作戦も効果的です! 理想は、「自分の言葉で」なのですが、参加人数や時間などの制限がある中では難しい面をありますからね。
▶戦術❸ 「授業外の時間」を有効利用してもらう。
ここからは上級編です。よく話題になるのは、「授業中」の時間ですが、本当に大切なのは、「授業外」の時間であると僕は思っています。
授業に対する「準備」がしっかりとできていれば、授業の中での活躍場面は無限に存在しますよね。だからこそ、教師は、
「次の授業がイメージできるように授業を終える。」
ことが子どもたちのためになるのです。例えば、
「授業の終末に、次回の課題や問題を据える。」
という方法があります。すると、子どもたちは、次回の授業の導入がイメージできるので、どんな話題になりそうか心構えをしておくことができますよね。もっと「子どもたちの活躍場面まで意識」して授業を終える方法に、
「次の授業の話題となる情報集めや資料づくりを宿題にする。」
という方法もあります。
この戦術を駆使すれば、「宿題に取り組むことができれば、授業での活躍確定状態。」になることができます。調べ学習能力の実力差や環境に懸念があるのであれば、「家族への聞き取り調査」という宿題でも良いでしょう。
兎に角、「授業へ参加できる!」という自信を持ち寄ることが重要なのですから!!
▶まとめ。
本記事では、「何事も参加することが大事!」という内容をまとめました。
これは、不登校だった僕が人生の教訓としている内容です。
見通しがもてない状況に対して不安を抱く場合もあると思います。しかし、「おもしろい。」か「つまらない。」かは、「参加してからの判断」になりますよね。参加する前に、その活動の価値づけはできないのです。
逆に言うと、教師側は「参加してもらう工夫」を怠ってはいけません。さらに、自分へのプレッシャーをかけるために言うと、
「参加してもらったからには、『おもしろい!』ポイントを提供しないといけない。」
ということも言えますよね。
新年を良いことに言いたい放題になってしまいましたが、この記事が自分自身を絶望の淵に追い込まないよう努力していく所存であります!!
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