ペン舐め査定 社長、それは社長自身の甘えです!

こんにちは。ハニー社長ことIT顧問の埴岡です。

人事評価でペン舐め査定をされている社長さん、それは甘えです。
従業員に甘えていると大変な事になりますよ。

ペン舐め査定とは

確固たる基準が無く、その時の気持ちで人事の査定をすることを言います。
たとえ評価基準を設けていたとしても、それを少し当てはめるだけで、ほとんど独断で決めていませんか?これもペン舐め査定です。

要するに、頑張っている姿が社長の目に留まった人、元気が良いと社長に思われている人、声が大きい人、などなどが高評価され、そうでない人は普通と評価されることです。

社長の目に留まった人だけ高評価でいいの?

会社には上手く立ち振る舞う人がいますよね。
普段いい加減なのに社長の前だけ頑張るような人。
実は社長も薄々わかっているのです。
しかし査定をする時に、どうしてもそういう印象に残る人が基準としての対象にしてしまいがちです。
たとえ印象の薄い人が、売り上げに結び付く行動をしてくれていても。

ペン舐め査定している社長さん、会社経営ってこれで良いのでしょうか?

査定の普通って何?

さて、人事評価の査定で普通って何でしょうか?
いわゆる「3」という数字の評価点数です。
ちょっと頑張っても「3」。
少し手を抜いても「3」。
頑張っても頑張らなくても目立たなければ「3」。

これで「やる気を出せ」と言われてもね~。
「3」と評価される従業員の気持ち解かりますか?社長さん。

査定に「3」は要らない。

ではどうすれば良いのでしょうか?

5段階評価を行うから「3」という無難な点数が付くのです。
5段階評価をやめて4段階評価を行いましょう。
4段階評価なら「3」と「2」は違います。
「3」は合格。給料が上がる対象です。
「2」は不合格。給料が下がる対象です。
4段階評価にすることで社長も従業員も甘えが無くなります。

甘えを無くして強い会社へ

そもそも5段階評価をしていると、どうしても「3」に偏ります。
「3」という無難な評価にしていれば、みんなが丸く収まるからでしょう。
そうすると人間は不思議なものでバランスを取るために、売上に貢献していないにも関わらず元気の良い人に「4」を付け、売上に貢献しているのにも関わらず元気が無いからと「2」をつけるような行動に出てしまいがちです。

これでは従業員から見ると「やってられない」につながり、経営者が思い描く強い会社には到底なりません。

社長さん、甘えてはいけません。

社長さん、従業員から査定に関する文句が聞こえてこないことを良いことに甘えていてはいけません。

本当に会社を強くしたいのなら、4段階の評価基準を設けて、確りと個人個人の目標に対し出来たのか出来なかったのかを評価しましょう。

個人目標が達成できたのか?出来なかったのか?
それにより会社の利益拡大につながったのかどうか?

ジョブ型雇用への第1歩

これが、今後中小企業も逃げる事が出来ないジョブ型雇用への第1歩です。

会社の雰囲気を左右する、明るい人、暗い人のバランスを取るのは別問題です。与えられた仕事が出来たのか?出来なかったのか?先ずはそれが大事です。

私も経営者です。経営者の気持ちは良く解ります。
極端に言うと、経営者としては仕事の出来る人ばかりで組織構成したいですよね。
それには旧態依然とした考え方で「甘える」のは辞めましょう。

経営者が変わると会社も変わりますよ!

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