人事評価は給与査定のためではない。自分の仕事を明確にする為のものだ!

あしたの給与コンサルタントの埴岡です。
私は断言します。

人事評価は給与査定のためではなく、自分の仕事を明確にする為のものだ!

評価と考課と査定の違い

「評価」
さて評価とは何でしょう?
作品を評価する。
取組みを評価する。
結果を評価する。

よく考えてみると、価値を決める。値打ちを決める。
という意味のようです。

「考課」
では考課とは何でしょう?
公務員や大手企業、銀行などでよく使われますね。
業績考課や能力考課など。

どうやら成績や結果により優劣をつける事のようです。

「査定」
最後の査定とは何でしょう?
一般的によく耳にする査定としては、車の査定があります。
中古車として売却する時の査定です。

様々な基準値に合わせ具体的な数字や金額で現す事のようです。

人事評価、人事考課、給与査定

人事評価!
取組み後に出た結果の価値を決定する。
と、言うことは・・・。

頑張ったのか?頑張らなかったのか?
目的を達成したのか?達成できなかったのか?
会社が求める結果を出せたのか?出せなかったのか?
などなど。

時間を使い何かに取り組んだ行為そのものの価値を決めることのようです。

人事考課!
成績や結果により優劣をつける。
と、言うことは・・・。

ある一定期間で、調査項目により誰が1番で誰が2番なのか?
AさんよりBさんの方が優れている。
などなど。

ポテンシャルを持った人達の取組みによる結果に対し、順位付けを行う事のようです。

給与査定!
具体的な数字や金額で現す事。
と、言うことは・・・。

この分野は何点。
総合で何点。
などなど。

会社で決められている等級などに合わせ、点数や金額で表示されます。
それにより給与などが決定されることのようです。

給与査定はともかく、人事評価と人事考課の違いを考えてみると、
中小企業としては人事評価の方がしっくり来ると思いませんか。

ポテンシャルの高い優秀な人材が少ない中小企業は、人材の順位付けより、与えられた仕事や目標に対し、出来たか?出来なかったか?を判断し、その価値を次第に高めて行く事で企業自身が強くなって行きます。

人事評価の目的

従業員一人ひとりに合わせた評価基準を作り込み、会社の仕事をやらされるのではなく、自分の仕事として取り組んだ結果、出来たか?出来なかったか?を判断する。
そための価値判断の基準として活躍するツール、それが人事評価です。

決して給与査定のためだけに使うものではありません。
自分事として取り組み人材を人財へ変える育成プログラムなのです。

さぁ、会社を強化する人事評価、授業員一人ひとりに合わせて作り込みませんか?
きっと、従業員の目の色がかわりますよ!

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