Hanne Fishing フライフィッシング

フライフィッシング好きの夫婦です。フライの作り方や釣行の記録、アメリカで紹介されている…

Hanne Fishing フライフィッシング

フライフィッシング好きの夫婦です。フライの作り方や釣行の記録、アメリカで紹介されている知識やテクニックを動画で共有しています。https://www.youtube.com/@hannefishing

最近の記事

【フライタイイング】フライでバスを釣る!バスバグ・ニンフの作り方

今回はハネフィッシングの夫作、オリジナルフライの紹介です。前回の記事で、バスをニンフで釣るために使用したのが、今回紹介するフライ、バスバグ・ニンフです。 前回の記事を見ていない方は、このバスバグ・ニンフが本当に釣れるのか、という実証実験の様子を紹介しているのでぜひご覧ください。 構想から4年。バスをニンフで釣るために作ったオリジナルフライこのフライは、ニンフでもバスを釣れるんではないか、という発想から生まれました。よく使用する他のニンフでもバスが釣れるということは、今まで

    • バス釣りに使える“秘密"のニンフとは?

      今回のテーマは 「フライフィッシング × ブラックバス」 ということで、フライフィッシングでバスを釣ってみることにしました。 使うのはフライの中でもニンフです。 バスと言えば、「バスバグ」というフライがあるのですが、そのニンフ版ということで、「バスバグニンフ(通称:カメムシくん)」と名付けたオリジナルフライを使ってバスを狙います。 実際にこのバスバグニンフを使ってバスを釣ることができるのか、実証実験ということで、数日かけて試してきました。 なお、このバスバグニンフの作り

      • 【フライタイイング】あらゆる局面で使えるドライフライ。スティミレーターの作り方

        今回紹介するのは、ランダル・カフマン作のスティミレーターです。エルクヘアカディスよりも少し大きく、要素が多くて手を入れる数も多いですが、今までとは少し違うパターンとして、覚えておくと便利なドライフライです。 魚の本能を刺激するフライstimulate(刺激する)という単語からきているスティミレーターは、その名の通り、刺激する要素をもっているフライということで、オリジナルでは目立つオレンジ色の糸や赤いダビングを使い、まさに刺激的な印象のフライになっています。 今回は、オリジ

        • 【渓流釣り】バラしまくるフライ女子。ニンフで釣るブラウントラウト

          今回は、何度か訪れたことのある川へ渓流釣りにいってきた話です。この日は天気もよく気温も心地がよかったため、素直に釣りを楽しんできました。 ニンフで木の影を狙うこの川のターゲットはブラウンとレインボートラウト。過去にもニンフで釣った実績があったので、まずは一発釣るためにニンフで探ります。 このポイントでは、奥に木が倒れていて、この木の影は魚がホールドしやすそうな絶好な場所。さっそくそのあたりを狙ってキャストしてみます。その途端、竿に重みを感じ、キター!とラインを引くも瞬間的

        【フライタイイング】フライでバスを釣る!バスバグ・ニンフの作り方

          【フライフィッシング】目の前でのライズした場合の対処法。フライの極意とは?

          ドライフライ発祥の地とも言われる河川で、フライフィッシングに挑戦してきました。この河川は、放流した魚がいないネイティブの魚がいることで有名なワイルドクオリティと呼ばれる川です。 放流されている魚と違い、警戒心も強く魚がいる場所を見つけるのも難しい分、やりがいもあり、釣れたときはひきも強く釣る価値があるとされます。 さて、ワイルドクオリティということで気合いを入れていきましたが、釣れるのでしょうか。 水の流れが速くキャストに苦労する1つめのスポットに到着して川の様子を見る

          【フライフィッシング】目の前でのライズした場合の対処法。フライの極意とは?

          ニジマスの産卵期とは?トラウトをもっと釣るために知っておきたい産卵の生態

          今日は少し珍しいものが撮影できたので、皆さんに共有したいと思います。 それはニジマスの産卵床です。 こちらの画像が産卵床と、その周りで守っているニジマスたちです。 産卵症(レッド)の近くで卵を守るトラウト産卵床のことを英語でレッド(Redd)と言います。 レッドとは、川や小川にいるマスの産卵床を指すスコットランドの「場所を綺麗にする」という意味の言葉からきているそうです。 トラウトは、しっぽを使ってコケや汚れ、大きな岩やゴミを取り除き、レッドを形成し、一番盛り上がってい

          ニジマスの産卵期とは?トラウトをもっと釣るために知っておきたい産卵の生態

          【フライタイイング】水面直下の羽化するユスリカを模したドライフライ。ミッジ・エマージャーの作り方

          前回に引き続き、ユスリカフライの別パターン、ミッジ・エマージャーを紹介します。今回再現するのは、ピューパ(サナギ)からさらに昆虫の変態が進み、羽化している段階です。 エマージャーは水面直下を狙ったドライフライエマージャーとは、英語のemerge(羽化する)という単語からきた、蛹(サナギ)から成虫に移行していく段階を模したフライのことを指します。 これは、ドライフライの一種ですが、完全に成虫へと変化しきる直前、まさに羽化している段階のユスリカを表現しています。 そのため、

          【フライタイイング】水面直下の羽化するユスリカを模したドライフライ。ミッジ・エマージャーの作り方

          【フライタイイング】ミッジの中でも80%を占めるパターン。ミッジ・ピューパの作り方

          以前にも紹介したミッジ・ピューパですが、今回は少し違った作り方のピューパパターンです。ユスリカというのは奥が深く、世界に存在するユスリカの種類は2万種以上とも言われることから、タイイングするのも無限大。 今回は、新たなバリエーションとして、ピーコッククイルという素材と、CDCを使った別のミッジピューパを紹介します。 ミッジを使うなら80%はピューパがいい理由ここで、昆虫の生態から改めて見ていくと、ユスリカは「完全変態」という幼虫→蛹→成虫と形を変えていく昆虫です。 では

          【フライタイイング】ミッジの中でも80%を占めるパターン。ミッジ・ピューパの作り方

          【フライタイイング】増水時のお役立ちフライ。スクワミー・ワーミーの作り方

          今回はちょっと変わったフライ、スクワミー・ワーミー(通称 ミミズフライ)を紹介します。もはやフライなのか、とも言われるこのフライですが、使いどころによっては非常に役立つので、覚えておくと便利です。 増水して濁った川で使えるミミズフライスクワミー・ワーミーは、ゴムのようなワーム素材を使用して作る、ミミズのようなフライです。そのため、人によってはこれはフライじゃないという意味を込めて、ダーティフライと呼ぶ人もいるようです。 このフライが活躍するのは増水時。雨のあと、増水して濁

          【フライタイイング】増水時のお役立ちフライ。スクワミー・ワーミーの作り方

          【フライタイイング】モンタナ生まれのドライフライ。エックス・カディスの作り方

          エルクヘアカディスにとてもよく似たフライ「Xカディス」の作り方を紹介します。Xカディスは、フライフィッシャーのクレイグマシューと奥さんのジャックマシューがフライショップを構えるモンタナでデザインしたフライです。 Xカディスとエルクヘアカディスの違いとは?Xカディスとエルクヘアカディスは、とても似ているフライで、一番の違いは、カディスが成虫になる時の抜け殻(Trailing shuck)がついていることです。 水面に落とすとちょうど殻(shuck)が影を落として、ちょうどカ

          【フライタイイング】モンタナ生まれのドライフライ。エックス・カディスの作り方

          ニンフの釣り 渓流でブラウントラウトを釣ってきました。

          秋の終わり、何度か行ったことのある渓流へ行ってきました。今回はとにかく釣りを楽しみたい、という純粋な気持ちでの日帰り釣行です。 いつものようにニンフで探り始めるも、ながなか当たりがなく、早くも諦めそうに。しかし、それでもせっかく来たのだから、ということで投げ続けます。 すると、きましたよー。 手応えのある魚が大ジャンプを見せてくれました。 いいサイズのブラウントラウトです。 ここから調子が出てきました。 ポイントポイントで移動しながら探っていくと、当たりがちょこちょこ

          ニンフの釣り 渓流でブラウントラウトを釣ってきました。

          【フライタイイング】低水温でも釣れる!ミッジ・ピューパの作り方

          ユスリカパターンの別バージョン、ミッジ・ピューパを紹介します。ピューパ(pupa)とは日本語で蛹(さなぎ)のこと。水温が低い時期にも活躍する、フライボックスに1つは入れておきたいパターンです。 途中までは、前回のアイスクリームコーンと作り方が同じで、最後にアイスダブを使うところが少し異なります。ちょっと手を変えることでバリエーションが増えるので、続きで作ってみるのもおすすめです。 なぜ低水温だとユスリカ(ミッジ)パターンが使われるのか水温が低くなると、ミッジパターンがよく

          【フライタイイング】低水温でも釣れる!ミッジ・ピューパの作り方

          【フライタイイング】冬から春先に活躍するユスリカパターン。アイスクリーム・コーンの作り方

          冬から春先にかけて、絶大な威力を発揮するユスリカパターン、アイスクリーム・コーンを紹介します。 サイズもカラーも作り放題なユスリカパターン血を吸わない蚊、ユスリカやボウフラ(midge、chironomid)の幼虫を模して作るのが、今回のユスリカパターンフライです。ユスリカは世界に推定で2万種以上もいるらしく、サイズや色もさまざまです。 そういう点で、フライタイイングするには、ユスリカパターンはサイズもカラーも作り放題。自分の好みやそのときの状況によって、自由に作ることが

          【フライタイイング】冬から春先に活躍するユスリカパターン。アイスクリーム・コーンの作り方

          【フライタイイング】10分で作れる簡単ニンフ。セクシー・ウォルツの作り方

          ニンフフライの中でもとても作るのが簡単で、かつとてもよく釣れるフライ、セクシー・ウォルツ・ワームの作り方を紹介します。今回は、ローレンウィリアムのセクシーウォルツワームに、私なりのアレンジを加えて作っていきます。 10分で作れる簡単フライ今回のフライは、まだまだフライタイイング初心者の私でも簡単にできる「セクシー・ウォルツ・ワーム」というフライです。 このフライを紹介するために、何度も練習していたら、10分で作れるようになりました。そのくらい、慣れてしまえば簡単なフライで

          【フライタイイング】10分で作れる簡単ニンフ。セクシー・ウォルツの作り方

          【フライフィッシング】ブルックトラウトが無限に釣れる川

          季節は秋の紅葉シーズン。 少し遠出して、今までも何度か訪れたことがある入りやすい川へトラウト釣りに行ってきました。 ライズが見えてドライフライへ変更いつも通り、まずはニンフで探ってみていたところ、インディケーターにパシャパシャと食いつく様子が見られたので、ドライフライへ変更。 変更してから数投ほどで魚が食いつきます。 釣れたのは、いいサイズのニジマス。 これはドライだ。 調子づいて、少しずつ移動しながらドライフライを投げていると、その後も続けてニジマスをキャッチします

          【フライフィッシング】ブルックトラウトが無限に釣れる川

          【フライタイイング】ヒルを模したバス用ストリーマー。ジグ・リーチの作り方

          ストリーマーフライも数多くのものが存在しますが、今回はとても簡単に作れ、とてもよく釣れるヒルをモデルにしたリーチパターンのフライ、ジグリーチの作り方を紹介します。 バス狙いのストリーマー「ジグ・リーチ」今回のフライは、コロラド州の人気フライフィッシングガイドで、数多くのストリーマーフライを作っているランドン・メイヤーのフライパターン「ミニ・ジグリーチ」を、バス用に個人アレンジしたものが、ジグリーチです。 バスなどの大きい魚を狙うためにサイズを大きく、ストリップはオリジナル

          【フライタイイング】ヒルを模したバス用ストリーマー。ジグ・リーチの作り方