なぜ飯能市に熊が出たのかを考察してみた
皆さんこんにちは、飯能高校探究部 部長のKAZUKIです。
約1週間前、飯能市で熊が出没したと飯能市のサイトに掲示されました。
最近テレビのニュースにも度々取り上げられている熊の出没。今回はなぜ飯能市に熊が出没したのかを考察していきたいと思います。
・熊とは
皆さんは「熊」自体は知っていると思いますが、自然の中で彼らはどのようにして生活しているのか….というのは知らない方も多いと思います。
熊は、1年のうち、冬の季節は冬眠をしていて、夏ははちみつや昆虫、秋は木の実など様々なものを食べていることが分かります。
熊といえば、魚を加えた木の彫刻ができるほど、魚のような動物を食べていたと思いきや、案外植物だったので意外ですね。
さらに熊は植物の何を食べているか、というデータも見てみましょう。
6月〜8月まではいちごなどが多いですが、9月からは実がほとんどの割合を占めています。
調べてみたのですが、どんぐりもそこそこ栄養価が多いらしいです。
・熊の生息地
熊の生息地を見てみましょう。
熊は関東・東北・北海道を中心に広く生息しています。
そして、わたしたちが住んでいる、埼玉県でも秩父地方に生息していることが分かります。
・熊の出没について考えてみた
石川県のデータですが、見てみます。
熊はだいたい9〜11月が結構出没しています。
これはなぜか、と思いましたが。
この時期といえば、秋がちょうど来る季節です。枯れ葉が増え、木の実も地面に落ちてくる頃で、熊は冬眠直前まで栄養を蓄えています。
食べるものがなくなり、熊は人間が住んでいるところに食べるものを探しに行くのは不思議ではありません。
・飯能市の地形的な特徴も熊が出没する理由でもある
今回出没したのは阿須付近で、阿須付近を地図で見てみましょう。阿須付近は、奥多摩町などと森が繋がっていますね。
森が繋がっているということは、熊も移動できるということです。定かではありませんが、奥多摩などの森から来たのでしょうか。
・これからの熊はどうなっていくのか
現在熊やイノシシは、地元の「猟友会」などで狩猟されていることが多いようですが、若者の狩猟免許所持者の減少や、狩猟をしている人自身の高齢化の問題があります。
北海道では、全体で約40%ほどの免許所有者が70~79歳。高齢化による狩猟者減少が考えられますね。そうなると熊の個体数が増えるかもしれないですね。
・まとめ
最近熊による人間への被害や、死亡事故も起こっています。しかし、熊は自然に沿った生き方をしていて、全て悪いとは私には思えません。
人間によって住処を奪われたり、環境問題で今まで冬眠していた時期がズレたり…。
人間の行動によって熊が人間に危害を加える機会を作ってしまっているのかもしれないですね。
では。
〜顧問のつぶやき〜
KAZUKIが熊のニュースから記事を書いてくれました。
私の地元である秩父市でも毎年熊の出没がニュースになり、熊の出没に関する音声放送も流れます。秩父市では、小中学生には全員mont-bellの鈴とホイッスルが配布されました。
探究部ではHiDEがニホンオオカミについて調べようとしています。KAZUKIは熊の生態や歴史について調べてみてもいいかもしれませんね。
この間は飯能市は吾野という地区を車で走っていた際にサルに出会いました。急に道路に出てこられるとびっくりします。
飯能市の山の中の生態系については探究部員のたっちゃんに詳しく調べてもらいたいです。
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