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「僕が本社に戻って担当部門を元気にするために6か月でやった7つのこと」

2020年10月にタイ駐在を終え、約10年振りに日本本社勤務となりました。
会社の業績も中々芳しくなく、5名いるチームメンバーのモチベーションも凄く低くてどうしようかと思いました。


約半年かけて、まずチームを元気にしようと色々取り組んできました。
現在まだまだ発展途中ですが、チームメンバーが少しづつ元気になってきました。どなたかの参考になると嬉しいなと考え、これまでの取組7個をまとめて書き出します。

①コーチングを活用したかかわり方をする。
②個人の人生と会社の共通項で働く事を意識してもらう。
③雑談を増やす。
④最終ゴールを話題にする。
⑤各自に振り返りをお願いし、チームで学びを共有する。
⑥アクション多めでやってみて、改善することを促す。
⑦他部署から感謝されたらチームにしっかり伝える。


それぞれ詳しく解説します。
①コーチングを活用したかかわり方をする。
  スポーツや何かを学ぶときにコーチがいるようにビジネスにもコーチという役割があります。私自身もサポートしてもらっていましたし、私自身も勉強し過去数名に対し、コーチングをさせて頂いた経験があります。その経験を活かし、メンバーそれぞれの興味や価値観に焦点を当てるかかわり方を継続してきました。仕事をどう進めるかの前に、どのように生きていきたいかなどの話を時間をかけて聞かせてもらいました。私の体験記は過去記事を参考にしてください。

②個人の人生と会社の共通項で働く事を意識してもらう。
 対話を通じてそれぞれの大事にしている事、価値観を把握した後に、個人の人生と仕事の共通点がないかを探りました。例えば、「手に職をつけたい、ブログなどを書きたい。」というメンバーには、広報を主に担当してもらい、仕事をすればするほど自分の人生も豊かになるのでは?という感じで話をしてみました。自分を磨けば磨くほど、仕事もうまくいくという所を探します。

③雑談を増やす。
 チームの仕事にはルーティーン作業は少なく、考えて仮説を立て実験する仕事が多いです。その為、自分の考えが良さそうか、もっと良いアイデアがないか、考えが整理できているかなどが重要な要素となります。それを助けてくれるアクションが雑談だと考えています。事あるごとに30分でも雑談してみようと声がけし実行するようにしました。
下記の本に、次の様な表現があり参考になりました。

【聞き上手な人は、相手のごちゃごちゃな話を質問などで、自分の話していることが自分でわかるようになった 手助けをしている。】


④最終ゴールを話題にする。
 仕事の目標設定の際には、最終的(中間地点でも可能)にどのようになっていたいか、そこでは周りでどのような事が起きているか?その中で自分はどのような役割を果たしているか?その時どんな気分か?などのイメージの話を良くしました。
コーチングで思考を引き出すのに、”拡大質問”と”視点変換”というのがあります。拡大質問とは、はい、いいえ で答えられない質問。例えば、どのような感情ですか? など、もう一つの”視点変換”は10年後はどうなっていますか?うまくいっている中心にいるあなたが今の自分に声をかけるとするとなんと声をかけますか?など、ここでもコーチングは役に立ちました。

⑤各自に振り返りをお願いし、チームで学びを共有する。
 高速でPDCAを回していくのに良い方法の一つに、日々の振り返りがあると考えています。自分はなにを考え、何をやってみたのか、その結果どうだったのか、どう感じたのか、それを一つの共通編集可能なファイル上で振り返ることをチームメンバーで実施してみました。振り返りをチームで相互に共有することで、他のメンバーからの承認や、新しい視点の提供が連続的に起こります。これはそれぞれのメンバーの心の支えにもなりました。そもそものアイデアは、尊敬する下記Asian Identity CEO Jack中村さんのアイデアを参考にさせていただきました。


⑥アクション多めでやってみて、改善することを促す。
何か新しいアクションを起こそうとすると、反対論、慎重論が出てくる会社の文化があるように感じていました。少人数で検証し、行けると思ったものについてはまず実行し、メリットを感じた人たちを巻き込み大げさにアピールする。このやり方で、今までには中々進まなかった会社のペーパーレス化や広報活動を推し進めました。半年もすると他部署もやり方に慣れ、むしろ応援してくれる人が現れました。そうなれば色んな人のアドバイスを取り入れ改善していくことで、私もこの活動に貢献したという流れができあがりました。

⑦他部署から感謝されたらチームにしっかり伝える。
色んな活動が、軌道に乗り出すと他事業部からの感謝の声が届くようになりました。言わなくてもわかるとは考えず、どんどん良い話は本人やチームにフィードバックを行いました。そうすると上記⑤で書いた各自の振りかえりの中でも〇〇さんに感謝されていましたよ。など、各自に届く外部の声もみえる化しだしました。
自分自身の活動の達成感と、周りからの承認が一致することが増えると人は益々やる気になるんだという気づきがありました。

以上、まだまだ発展途上のチームですが、各人が主体的に自分の人生を楽しみ、仕事も少しづつ楽しんでいるように見えるのでこの良い状況を益々加速できるようにこれからも精一杯頑張っていきたいと思います。
ご覧いただきありがとうございました。

質問などありましたら是非コメントお願いします。



















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