見出し画像

#12 リーダーさん【1on1疲れ】していませんか?

最近よく聞く『1on1(ワンオンワン)』ですが、みなさんやっていますか?

「一人ひとりの声をリーダーがしっかり聴く。これからのリーダーは、チームメンバーに寄り添い、傾聴と共感することが重要」

これが、正しいと信じて、一生懸命1on1をやっている方も多いと思います。

「傾聴と共感」は、とても大事です。

しかし、形だけの1on1は、果たして本当に必要なのか?

ひょっとして、リーダーさん【1on1疲れ】していませんか?

今日はそんなお話です。



20年前まさに1on1疲れしてました

私は、以前、実家の美容室のマネージャーをしていたとき、毎日のようにスタッフから相談を受けていました。

一人ずつ話を真剣に聴いて
「こうしたら?」
「じゃあ、〇〇ちゃんに伝えるね」
など丁寧に対応していました。

しかし、誰の話をどれだけ聴いても、課題は一向に解決しません。

相手にとって良かれと思ってしたアドバイスに激高した社員がやめていったりしたこともありました。

今思うと、まさに1on1疲れ…だったのかもしれません。

1on1疲れ

1on1…けっして、やってはいけない…とかという話ではありません。

しかし【指示ゼロ経営】では、

「リーダーは個人ではなく、集団(チーム)に関わる」

と言われています。


1on1で「何か最近困ったことはない?」とか「〇〇さんのやりたいことって何?」とか聞いても、結局それでチームがどんどんよくなっていくことって、なかなかない…と、あなたも思っていませんか?

1on1をお勧めしない理由

①時間がかかる

1on1で、相手の想いをくみ取るためには、ある程度の時間が必要です。
もし、一人1時間取ったとしたら、10人メンバーがいたら、10時間です。20人だったら20時間…

時間は有限…なので、本当にここに時間をかけることが有効なのか?今一度考えてみる必要もあると思います。

②成果につながりにくい

一人ひとりの話を聴くだけでは、当然成果につながりません。

そこから、

【その人が抱える課題をどう解決するのか?】
【その人の目標をどう達成させるのか?】

〔次の手〕が必要になってきます。

話を聴くだけでも時間がとられ、さらに次の手のための時間もかかるし、実際には、この〔次の手〕まで行けないことが多い。

そのため、成果につながりにくい…という状態になってしまうのです。


③結局、本音なんて聴けない

最近「コーチング」がプロだけでなく、会社のリーダーにも求められたりします。

しかし、コーチングって、とても奥が深いですし、そんな仕事の片手間に、コーチングを学び、それを現場で活用するなんて、相当優秀な人にしかできません。

チームメンバーは、「なんでも話して」なんて上司にいきなり言われても、本当のことなんて言いません。

それに「課題は?」と聞かれたら、問題をあえて探してきてしまいます。

逆に「どうしたい?」と聞かれても、正直、未来を考えることに慣れていないので、聞かれる方はとても困ってしまいます。

ですから、結局、その人の本音を聴くこともかなり困難ですし、②の成果にもつながらないわけです。


そんなこんなで、結局リーダーさんの1on1疲れが現実になってしまうのです。



じゃあどうしたらいいの?

私は1on1ではなく、チームメンバーみんながだれに対しても【言いたいことを言い合える】状況と場を整えることが、リーダーの仕事だと思っています。

いわゆる【心理的安全性の場をつくる】という事です。(心理的安全性については、またいつか…)

1on1をやらなくても、あえてそんな場をつくらなくても、会議や普段の仕事の合間に、言いたいことを言い合える関係をつくる。

そのためには、リーダーがメンバーを【承認する場】をつくるのではなく、チームメンバー同志がみんなで【承認し合える場】を整えることが大事です。


「具体的にどうしたらいいの?」

は、ちょっとご自身で考えてみてください。

「どうしたら、メンバー同士お互いに承認し合える場をつくることができるだろうか?」

と、自分に問いかけてみましょう。答えは自分の中にきっとあると思います。

また、タイミングが来たら、具体案もお伝えする日が来るかもです♪


本日も最後まで読んでいただきありがとうございます。



◆メルマガ登録で無料動画セミナー!

以下より、メルマガ登録をしていただくと、
「自分とチームの成長を加速させワクワクする未来をつくる方法【指示ゼロリーダーセミナー】」(動画)

「指示ゼロ人財」が育つメール講座(全5回)のメールセミナーを無料で受講ができます。

指示待ち人材➡指示ゼロ人財にしたヒントが盛りだくさんですよ♪



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?