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少子高齢化は本当に問題なのか

少子高齢化という言葉を聞いたことがあるだろう。
少子高齢化”問題”として教わっているかもしれない。
どういうわけか、少子高齢化は“良くないこと”として議論されることが多い。


まず今の日本で、少子高齢化が加速している理由を簡単に整理しよう。
・子どもの生まれる数が昔に比べて減っている。
  → 一人の女性が一生のうちに出産する子どもの数が減っている。
  → 結婚をしない人が増えている
・昔は子どもの生まれる数が、今に比べて多かった。
  → 国力を強くするために、たくさん子どもを産むことを推奨された時代があった。
・寿命が伸びて、高齢になるまで長生きできる人が増えた。
  → 衛生環境が改善した。
  → 食生活が変わり、栄養状態改善された。
  → 医療の発達により、治せる病気が増えた。


大昔から人間は不老不死を願って進化してきた。人生50年だった100年前。その後たった100年で平均寿命は倍近く伸びた。


不老不死は達成してないけど、人が一生のうちに使える時間は確実に増えた。やりたいことを、たくさんできるようになった。


ここで本題に戻ろう。

「少子高齢化は本当に問題なのか?」

YESかNOで答え、その理由も答えてほしい。


はじめに断っておくが、正解はない。だから安心して考えてほしい。大切なのは、情報を整理した上で、自分の頭で考えることだ。


私の考えは、NO
少子化については、子どもを望んでも恵まれない人たちの辛さは理解する一方、国のためや民族のためといった社会的な理由ではなく、自分や家族の幸せのために、望まれて生まれてくる子どもが増え、たくさんの愛情を与えられて育つ子どもが増えるのは、良いことだと考える。
人類が健康と長寿を追い求め、知恵と助け合いによって手に入れた結果が高齢化である。高齢化によって、昔はほとんどなかった長期間の介護や、認知症などが増えたけれど、高齢化によって1度の人生でできることが増え、よりしあわせを追求できるようになった。こう考えると、やはり良いことだと思う。


君の答えがYESでも、間違いではない。僕の答えは僕の考えであって、正解ではないから。

良いか悪いかは、物事の捉え方、考え方の違いである。


少子高齢化ではっきりしているのは、「今までとは違う」ことだ。
今までより総人口に対して子どもの数が少なくなり、お年寄りの数が増えている。しかも、当面はその傾向がさらに続く見込みだ。
少子高齢化とは社会の年齢構成の変化である。


実は人は“変わること”があまり好きじゃない。
だから変化を問題と錯覚しがちである。
望んだ通りの変化でも、実際に変化が起きると不安になるものだ。
少子高齢化問題の本質は、そういう人間の特性から生まれたものなのだ。


人生50年時代に戻すのか、人生100年時代に合わせて生き方を変えるのか。
もう僕たちは戻れない。


少子高齢化を他人の”問題”にせず、しなやかに自らの生き方を変えていこう。


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