立崎直樹@めでたし〃

「しあわせに暮らしましたとさ、めでたしめでたし」と誰もが生ききれる社会を目指しています…

立崎直樹@めでたし〃

「しあわせに暮らしましたとさ、めでたしめでたし」と誰もが生ききれる社会を目指しています。 研修だけで終わらない介護現場のリーダー・マネジャーのメンター。 介護事業所のマニュアル作成、階層別育成システムの構築。 記事を読むと元気になって、介護現場でいい仕事ができるようになります。

マガジン

  • あなたの代わりに、その本 読んでおきました

    「本を読めない人」「読書が苦手な人」向けの読書マガジンです。 あなたに代わって僕が本を読みます。読書しながら付箋を貼った部分から、毎回ひとつを抜き出して、僕の学びや気づき、活用方法まで丁寧に深掘りしていきます。本を読むのが苦手でも、記事を読めば僕と同レベルの学びが得られる仕組みです。 記事を読んで、さらに理解を深めたいと思ったら、今度はあなたが本を読む番です。

  • 介護現場のマネジメントとリーダーシップ100

    介護福祉関連の管理職、マネージャー、リーダー向けに特化したマガジンです。介護する人受ける人が共にしあわせあふれるチームのつくり方、理念や想いをチームで実現する方法について、経験と理論に基づいて書いていきます。

  • なおきさんのあたまんなか

    注意!この記事は思考途中の内容ですので作品として完成されていません。完成された記事は無料で公開していますので、そちらをお読みください。 このマガジンでは僕が"いま”考えていることについて、思考過程をほぼそのまま記事にしています。結論がなかったり、後日全く違う内容にまとめて無料記事として公開したり、または陽の目をみずにボツになる内容も含まれます。介護やマネジメント、リーダー育成関連が中心ですが、無料記事では扱わないビジネスに関することやその他のネタも含まれます。 僕の頭の中にまで興味があるようなマニアックなファンでない限り面白くないと断言しておきます。

  • 中学校では教えてくれない、2030年に”使える”勉強

    中学生の君たちが社会に出る2030年には世の中が大きく変わっています。予想できることもあれば、全く予想できないこともあるでしょう。学校で教わる「今の常識」を覚えるだけの勉強では、社会を生き抜くことは難しいでしょう。時代の変化を捉えて、自分の頭で考える力を一緒に身につけていきましょう。

最近の記事

読書レポ|客観性の落とし穴

「平均介護度はどれくらいですか?」 施設を見学に来る同業者の大半から聞かれる質問。 この質問にどんな意味があるのか、それとも大して意味はないけど“とりあえず”聞いているのか、僕には分からない。 その人の日常生活にどれくらいの介護が必要かを判定する指標として、要介護度というスケールが考案された。 介護保険の適正な給付には、何らかの基準が必要なので、客観的な数字を用いることは、理にかなっている。 しかし、“施設の平均介護度”には、何の意味があるのだろう。 「有料なのに高いんで

    • 提出期限を守らない人、守る人の間にある「大きな差」

      レポート等の提出のタイミングは、あなたはどれですか? ・一番最初に提出する人 ・締切直前に提出する人 ・提出日を過ぎて提出する人 普段、レポート等を回収する立場の人はよくご存じかと思いますが、上の3つは見事にタイプに分かれます。 ・いつも、一番最初に提出する人 ・いつも、締切直前に提出する人 ・いつも、提出日を過ぎる人 そして、おもしろいことに、「いつも、一番最初に提出する人」ほど、仕事量が多く、成果もあげているという事実があります。 逆に「いつも、提出日を過ぎる人」は

      • To Doリストをやめたら、仕事が楽しくなった

        「どれだけやっても仕事が終わらない」という相談を受けて、ある高齢者施設の事務所へ訪問した。 時間より10分ほど早く到着したため、空いている席に座り、相談者の仕事の様子を観察させてもらった。 まじめで几帳面な性格のマネジャーの佐藤さんは、施設の事務部門の責任者。デスクの上にはびっしりと書き込まれたTo Doリストが貼ってある。 忙しくマウスをクリックしたあと、「経理の山下さんへメール返信」とTo Do リストに書き込んだ。 10分後、佐藤さんが「あちらの部屋で」と案内してくれ

        • 読書レポ|日本一やさしくて使える会計の本

          「経営者視点」を手に入れるための入門書 『経理以外の人のための日本一やさしくて使える会計の本』久保憂希也さん 介護現場のマネジャーは、ときに「経営者視点」で物事を考えることが求められる。 経営者と従業員で最も視点が異なるのが「お金」のことだろう。 経営者はお客さまからいただいたお金を、従業員に給与として分配しつつ、事業を維持するための支払い、さらに将来へ向けて投資することを考える。 だからお金は、多いに越したことがない。(たくさんの給料を払い、故障する前に設備を整備し、

        読書レポ|客観性の落とし穴

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        • あなたの代わりに、その本 読んでおきました
          37本
        • 介護現場のマネジメントとリーダーシップ100
          76本
        • なおきさんのあたまんなか
          7本
          ¥10,000
        • 中学校では教えてくれない、2030年に”使える”勉強
          4本

        記事

          読書レポ|科学的な適職

          『科学的な適職』 タイトルをみると、一人ひとりにピッタリな職業を科学的に炙り出す本なのかと錯覚するが、そうではない。 僕は転職を考えて読んだわけでも、自分の仕事に行き詰まりを感じて読んだわけでもなく、ただ人に薦められて読んだので「なんだ。自分にあった仕事を見つけてくれるわけじゃないのか」とは思わなかったが、いわゆる適職診断として読もうと思っている人は要注意だ。 では、転職を考えている人、いまの仕事に悩んでいる人にとって、この本は無益なのか? いや、そんなことはない。 天職

          読書レポ|科学的な適職

          読書レポ|ユーモアは最強の武器である

          ユーモア もしかすると今の僕に一番不足していて、今の僕に一番必要なものだったのかもしれない。 2年以上前から読もうと思っていて、手をつけていなかった本。 今、読むべき本だったのだろう。 なぜこの本が今の僕に必要だったと感じられたのか。 それは、真面目とふざけの間にユーモアは存在すると知れたからだ。 仕事と遊びはキッチリ分けるという思考に囚われていると、仕事の時は真面目に、ふざけるのは遊びのときだけという思考になる。 しかし、ふざけることとユーモアは違う。 ユーモアはむし

          読書レポ|ユーモアは最強の武器である

          読書メモ|介護戦隊いろ葉レンジャー参上

          「介護に正解はない」なんて使い古された言葉では表現しきれない混沌。 モヤモヤして、泣いて、笑って、怒って、悩んで、喜び……このように常に自らの感情をも揺らしながらともに生きていくのが、介護という仕事なのだろうなと、改めて思い起こしました。 それは人材育成におけるスタッフの習熟度を見る際のポイントにも表れています。 「やりたい介護をやる」と27歳の若さで「いろ葉」を立ち上げた中迎さんも、やりたい介護ができて、悩みはなくなりました!とは言っていません。 むしろ一人ひとりと向き

          読書メモ|介護戦隊いろ葉レンジャー参上

          読書レポ|福祉の思想 第2回

          1968年出版の本だが、2024年に読んでもまったく色あせない普遍的な考えをたくさん知ることができた。 どれだけ経済が発展して、科学が進歩しても、一定の割合でかならず障害児は誕生する。つまり障害児が存在があってはじめて「わたしたちの世界」であり「わたしたちの社会」のすべてなのである。 社会が豊かであるということは、その社会を構成するすべての人に福祉(しあわせ)がいきわたる状態であると、今から50年以上前に著者は述べている。 現代でいえば、高齢者や認知症のある人もそこに含ま

          読書レポ|福祉の思想 第2回

          読書レポ|福祉の思想

          すべてに黒白をつける二項対立の社会は窮屈。 花曇りや、ソメイヨシノや、春霞のような、何色とも言えない色があるから、この世は心地いいのにな。 と、最近つくづく感じる。 この本が出版されたのは、僕が生まれる前の昭和43年! 先輩方が「あの頃はおおらかで、何でも許されたんだよ」と話す“あの頃”よりも前。 そんな時代に書かれたのが、上の文章。 何でも許されたあの時代の人ですら「二者択一の考え方に支配されてきて苦しい」と言っていたのだ。 なのに、その後も“きめつけ”の世の中へと

          読書レポ|福祉の思想

          「☑暴言・暴力あり」この情報、必要ですか?

          「認知症ケア研究会」in蓮田 (いきやすくなる彩kaiカフェ・ご縁をつむぐkaigoカフェ) 後半は三好春樹さんと友野剛行さんの対談でした。 三好さんといえば「介護界のシーラカンス」と呼ばれ、生活リハビリ講座など全国で多くの講演活動などを行い著書も多数。あとはWikipediaをみてください。 友野さんのことは、今回初めて知りました。船橋市で障がい者支援をおこなう株式会社ふくしネット工房の代表。世間では「断らないふくし」と言われ、受け入れを断られ居場所を失った人たちが全国か

          「☑暴言・暴力あり」この情報、必要ですか?

          怒りっぽくなったのは、認知症のせい?

          「認知症だから」を一旦禁句にします。 三好春樹さんを講師にお招きした「認知症ケア研究会」 いきやすくなる彩kaiカフェ蓮田/ご縁をつなぐkaigoカフェ に参加しました。 認知症は、進行を遅らせることはできても、治ることはありません。 認知症には中核症状と周辺症状(BPSD)があります。 周辺症状は人によってさまざまなカタチで現れます。 認知症を”勉強する”と必ずこのことを学びます。 純粋な介護職は、認知症のある人に現れる”変化”を「認知症の周辺症状」と意味づけて、し

          怒りっぽくなったのは、認知症のせい?

          読書レポ| 売上最小化、利益最大化の法則

          最近ときどき見聞きする「北の達人コーポレーション」その社長の木下勝寿さんの本。 本を開くまで、北の達人コーポレーションが何の会社かさえ知らなかった。(居酒屋チェーンか?ぐらいに思っていたが、実際はeコマース企業) ほとんど知られていない会社がなぜこんなにも話題になるのか。 読み終わったいま、「ほとんど知られていない」ことこそ、北の達人コーポレーションの利益の秘訣なのだと知った。 『売上最小化、利益最大化の法則──利益率29%経営の秘密』木下勝寿著 企業にとって売上を上げる

          読書レポ| 売上最小化、利益最大化の法則

          読書レポ|伝える準備

          藤井さんの言葉は“おにぎり”だ 温かいご飯に、ちょうど良い塩加減の鮭のほぐし身を入れて、ふんわり優しく握る。 そのおにぎりを笹の葉のうえに、そっと載せてくれる。 読み終えて、最初に頭に浮かんだイメージ。 伝える準備 藤井貴彦 著 伝えることや言葉に対するストイックな姿勢はいかにもアナウンサーらしく、伝える言葉を選ぶための準備に余念がない。 その準備の一つに「五行日記」がある。 毎日の出来事や感情を五行で書くというもの。 日記を書くことで、振り返りになるだけでなく、五行と

          読書レポ|伝える準備

          読書レポ| Chatter(チャッター)

          「”いま、ここ”を生きる」という言葉に、ハッとする。 なぜハッとするのか。 それは、僕たちの思考が無意識のうちに”いま、ここ”を離れ、過去の出来事や、想像上のシナリオ、他人が自分に対しどんな感情を持っているかなど、内なる声に占拠されているからである。 本書では、このように頭の中で逡巡する内なる声をチャッターと呼ぶ。 Chatter(チャッター): 「頭の中のひとりごと」をコントロールし、最良の行動を導くための26の方法  イーサン・クロス著 内なる声は、希望や勇気、心地

          読書レポ| Chatter(チャッター)

          読書レポ| チームを動かす すごい仕組み

          「仕組み」というよりは、「ノウハウ」や「技」と呼ぶほうがしっくりくる内容だった。 忙しすぎるリーダーの9割が知らない チームを動かす すごい仕組み 僕の中では、「仕組み」は基本の型であり、汎用性が高く、まずはその通りやることが大切で、やればだいたいうまくいくというもの。 一方、「ノウハウ」や「技」は、やってみるとうまく行くとことがある、というもの。 役立つ情報はいくつもあったが、仕組みとして日常に組み込むというよりは、ノウハウとして必要なときに使える技が中心だった。

          読書レポ| チームを動かす すごい仕組み

          読書レポ| 本当にこまったときに使える 小さな会社の社長のための問題解決マニュアル

          あたたかい 読み終えた第一印象は、この言葉だった。 メッセージそのものはとても情熱的だが、この本から伝わったのは、著者の福島正伸さんの人柄、あたたかさだった。 本当に困ったときに使える 小さな社長のための問題解決マニュアル 福島正伸 著 福島さんの持論がギュッと圧縮されて詰め込まれた第1部 「努力を続ければ実現する」「夢をもて」というメッセージは、自己啓発系の空虚な理想論に聞こえるかもしれない。 本来であれば第1部だけで、1冊以上の本になる内容が、短い文量に詰め込まれてい

          読書レポ| 本当にこまったときに使える 小さな会社の社長のための問題解決マニュアル