書き殴り①
早く天国に行って幸せになりたい、ずっとそう思っている。
ベランダから下を見下ろして、「ああ、死ねないな」
包丁を使う祖母を見て、「今すぐその包丁を自分に刺したい」
湯船に沈んで、「苦しい、死ねない」
小さい頃から、ずっと死にたかった。
みんなは何かが自分とは違う、と思っていた。
違っているのは自分だった。
発達障害。それが、違和感の正体。
違和感が私を殺そうとする。
それは今も、そう。
死にたくて、ODをする。
ザバザバと薬を流し込んで、「それでも死ねないな」
死にたくて、「死にたい」とSNSに書く。
共感のコメント、いいね、それを見て、自分だけでないと安心する。
死は私にとって救済でしかない。
「何故死にたいの?」「何故ODをするの?」
そう問われても、死にたいものは死にたい。だからする。それでしかない。
ずっと、死にたいは変わらない。
それを考えているときだけ、訪れる安寧。
死につきまとわれている。
死にたいと思いながら、幸せになりたい、と思っている。
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