あなたはUFOを見たことがありますか？「僕は見たよ」というと、ほとんどの人は信じてくれません。UFOの存在を信じないのか、僕という人間の話が信じられないのか分かりませんが、とにかく鼻先で「フン」と笑われるのが落ちです。（笑）

写真館で

これは中学の時の事です。遊び仲間の一人が「今度の日曜、あの写真館で空飛ぶ円盤の写真を見せてくれるらしいけど、行ってみないか」と、秘密を打ち明けるように話してきました。

当時の少年雑誌で空飛ぶ円盤や宇宙人の話が出ていたので、大いに興味を持っていたところに、この話です。迷わず、でも、少々恐れ気味に仲間と行ってみると、写真館のおじさんが、暗くした部屋の中で何枚かの、空飛ぶ円盤のスライドを見せてくれました。

目を丸くしている僕たちに、おじさんは空飛ぶ円盤に呼びかける言葉を教えてくれました。
「ベントラ、ベントラ、ブラザー、ブラザー」

UFO出現！

そこである夜、空飛ぶ円盤とコンタクトするために野球場に行くことにしました。兄、そして友達の2人と。

1日目は何も起きませんでした。なんとなく全員同じ方向の夜空を見ていたのがダメだったのだと反省し、翌日はホームベースとピッチャーマウンドの中間あたりで背中合わせで輪になり、全方向が見えるようにしました。そして、空に向かって気持ちを込めて呟きました。

「ベントラ、ベントラ、ブラザー、ブラザー」

何度か唱えていると、一人が「今出た…」と言いました。

「どっち！？」と聞いて彼が指さす方を見ても、時すでに遅し、何も見えません。彼は驚いていたので直ぐに知らせることが出来なかったのです。

「もっと早く！出たらすぐにね！」と念を押し、僕たちは再び背中合わせで四方の空を見上げました。

すると、また彼が「出た！」と叫んだのです。

彼が指さす方には巨大な、ギラギラ光っているものが浮かんでいました。スコアボードの向こうの上に、ギラギラと、赤やオレンジ、紫、黄色などの光を放っていました。放つ光で物体の形は見えません。

全員「あー！」と驚きの声を上げると、あとは息を潜めてじっと見つめているだけでした。

1分くらい経過してからでしょうか、静止していた物体が、ゆっくりと、ゆっくりと、スコアボードの向こうの林の向こうに降下して消えて行きました。その向こうはオホーツク海が広がり、海と野球場の間は林で、人家はありません。

いまだにその時の友人に会うと、「あれはすごかったなー！」と話をします。他人に、この話をすると「花火じゃないの？」と信じてもらえませんが、あんなに大きな花火の残り火が林に落ちたら、大火事です。

　　　　◇　◇　◇

NYさんからの電話

社会人になって間もない頃、教会で牧師さんもしていた人とお話をしていた時の事です。話の流れから、「UFO見たことありますよ」とさりげなく話すと、やはり、「それはない」と頭から否定されました。　

お会いしなくなって１～２年経過したある夜、YNさんから電話がありました。突然でびっくりしている私に、こう切り出してきました。

「あの時は失礼しました」

「えっ？」
「私も見たんです」

「何をですか？」
「UFO見たんです！」

「どこで！？」
「先日、都内で。車を運転している時に！」

「えっ！」

「車の前を走ってたんです　――　いや、飛んでいたんです。信号が赤で一旦停止した時に隣の車に、『あれ！あれ！』と合図を送ったのですが、その人には見えないようで・・・UFOは見える人と見えない人がいるのかも知れないですね」

「それでどうしたのですか？」
「青になって、また追いかけたんです。UFOが土手に出て左へ曲がったので、僕も急いで左へ曲がると　――　消えていたのです　――　」

「すごい！　でも、見たんですね！」
「ビックリしました。ほんとにいるんですね。あの時、あなたの話を信じなくてごめんなさい」

牧師さんの名は野田雄三氏。昭和17年生まれ。ボストン大学、アンドーバーニュートン神学校、ハーバード大学で哲学、神学、心理学を学ぶ。この電話を下さった頃は「ホライズン・カウンセリング・センター」を主催し、東大医学部心療内科でサイバネーション療法の研究をされていましたが、若くして亡くなりました。著書に「サイバネーション療法」（石川中氏との共著）、訳書に「心と身体の対話」あります。

ほら、チャランポランな僕の話は信じられなくても、牧師さんで心療内科の先生だった野田さんの話なら信じられるのではないでしょうか？

最近のUFO目撃

2021年10月29日の5時半頃。車で家に向かっていると、上空に豆粒大のオレンジ色の光が。

「さっきから動いていないなー」
「動いてないわね…。何かしら。」

「あれは飛行機だけど、あっちの光は動かないね」
「ずっといるね…」
などと妻と会話しながら家に到着。

あれだけ静止していたら、UFOに違いありません。そこで、急いで探してみると、2階の窓から見えました！

普通のカメラで撮影しましたがダメ。次にスマホで撮影。始めてスマホの動画機能を使いました（笑）。最大に拡大したのがこの映像です。

近所の家の屋根が少し映り込んでいますが、その上にかろうじて見えたのでラッキーでした！　肉眼では光の粒でしたが、拡大して見ていると、点滅したり光が広がったりして、感動でした。これが「ただの星だよ」と思う人がいるでしょうか？

今夜、夜空を見上げながら、心の中で「ベントラ、ベントラ、ブラザー、ブラザー」と唱えてみると、あなたもUFOと遭遇するかも知れませんよ。

（まこと）

ドキュメンタリー

紋別の写真館で見せて貰ったUFO写真を撮影した人のドキュメンタリーを見つけましたのでここに記録します。(2024/02/13)