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独走から伴走になるということ

私は、昔から何をやっても三日坊主。生意気に三日も続けてやったんだから褒めてほしいとすら思っていた。

一方、旦那さんはコツコツ地道に努力するのが得意な人。一度やると決めたら達成するまで続ける忍耐と強さを持っている。

三日坊主の記録を更新し続けている私は、いつしか何かを継続的にやるということをそもそもしなくなっていた。
しかし、ある日ふと私の大好きなインフルエンサーが30日間チャレンジをお勧めしている記事が目に留まった。なぜか、いつもならどうせ無理と思って気に留めない私の心が少し揺れた。
偶然にもその日は、最近流行りの一粒万倍日。

さらに偶然は続いて…
突然、さっきまでパソコンと睨めっこして仕事をしていたはずの旦那さんが、深刻な顔をして私の前にやってくる。「ねぇ、ベイビー。」
急にどうしたもんかと話を聞くと「何か2人でチャレンジした方がいいと思うんだ。例えばランニングとか」
あまりにタイムリーな彼の提案に驚くと同時に、何か直感的にピンとくるものがあって、私は気づけば「よし、一緒に走ろう」と返事をしていた。

そんな訳で、私たちのランニングチャレンジが始まったのである。

元々、小中高でバレーボールをしてきた私は、体を動かすことが大好きだ。だけど、高校時代、夏の合宿で朝から晩まで猛暑の中で練習した体に鞭を打つように長距離ランニングをさせられた苦い記憶のせいで、走るのは大っ嫌いになっていた。どんなダイエットや運動をしようとも、ランニングだけは絶対に嫌だと言い続けてきた。

そんな私が、彼とランニングを始めたのである。たかがランニングと思うかも知れないが、されどランニングなのである。私にとっては大きな変化で、チャレンジ初日のランニング中、走りながらとても感慨深かった。

経過報告ではあるが、今現在、その時々で走る距離は調整しているもののチャレンジは20日間継続している。30日を成し遂げる前にこの記事を書いているのが、なんとも私らしいと自分でも思うが笑、私にとっては20日間継続はすごいことである。
何度も、「もう今日は走りたくない」と弱音を吐いたが、その度に旦那さんが「Baby, no. We will.」と引っ張ってくれた。

大げさかも知れないが、このランニングチャレンジを通して、あぁこれが結婚なのかと実感した。今まで一人で独走してきた人生をこれからは彼と伴走していく。今まで一人じゃできなかったことが、彼と一緒ならできるようになる。私の弱さや欠点を彼が補ってくれる。彼と一緒なら強くなれる、成長した自分に出会える。もう私は一人じゃないんだ。これからのチャレンジは全部一人でじゃなくて、二人で一緒にチャレンジしていくんだな。

改めて、独走から伴走になることの心強さを感じた。私を強くし、支えてくれる彼の存在に感謝。

この新婚の初々しい気持ちを、これから大好きな彼と人生を伴走していくことへの感動をいつまでも大切にしてきたいと思う。


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