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「足掻く命。」(詩)

揺らぐ視界。


移るのは地獄に似た景色。


現実の表面は綺麗だ。


説明し尽くされない美しさ。


現実の真相は地獄にありそうな闇だ。


知ってしまった矛盾と絶望。


繋がれた

命のコードを断ち切る選択肢。


諦めたままじゃ

生きられない。


「幸せになりたい」と言葉が跳ねる。


それでも溢れた怨念で、

やがて一つの星となるなら。


その黒い星を

白い星で満たそう。


繋がれた

命のコードを断ち切る選択肢。


生きることを、

僕は諦めない。


辿る数世紀に

ここまで来るのに繋がれた命。


その全てが今の僕だ。


全身全霊の

「自分」という存在だ。


繋がれた

命のコードを断ち切る選択肢。


繋いだ

関係を断ち切る選択肢。


ありがちな

「生きて」と「ありがとう」で

粉々にして砕く。


涙を消費して、

また清々しく空っぽへ。


苦労と血肉を

美味しく糧に。


苦しんできた過去の為に。


苦しんでいる誰かの為に……


受容の盃は揺れる。


心は跳ねる。


先人より強く、弱いメンタリティー。


現代の歪。


例え

脆くても、弱くても。


何度泣いても、苦しくても。


それでも、

幸せに生きる為に。


誰かを、救うために……

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