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これって甘え?

僕は軽度知的障害と診断されて自信を無くし、現在は働いていない身なのだが、知的障害を言い訳にしているのではないか?と思う時がある。

確かに小さい時から要領が悪く、自分だけ出来ないということが非常に多かった。

しかしそれが《性格が元々ネガティブだからそう感じているだけ》《その方が都合がいいからそう思いたい》という可能性があるんじゃないか?

要は自分の感性を信用できていないのだ。

確かに要領は悪いし、周りからの評価も低かったし、部活では俺だけ毎日怒られていたし、仕事では上司に発達障害疑惑をかけられていたが、それを理由にして精神疾患になっていることや働かないことを正当化しているのではないか?と思うようになっている。

アドラーで言うところの目的論のような感じだ。

目的のために色々原因を探して言い訳している。
《原因があってもなくても結果は変わらない》という理論だ。
例としては《虫が怖いという根本的な理由があったとして、それを無理やり幼少時の少し嫌な思い出とむすびつけて原因だと言い訳している》ということだ。
原因があろうとなかろうと虫が怖いのは生まれつきなので、幼少時の思い出は関係ないということになる。

僕の場合だと鬱だ。
僕が鬱になったのは、知的障害による要領の悪さで周囲からされる低評価や叱責、鼻つまみ者とされる雰囲気が原因だと思っているが、知的障害や要領の悪さ関係なく、元々の性格が脆いため、低評価や叱責が無くてもどのみち精神疾患になっていたのでは、という理屈だ。
タラレバなので分からないが。知能を変えると人格まで変わると思うので、もはや他人であるし。

そして仕事を辞めたのは周囲からの冷たい態度に耐えられなくなったのではなく、単純に仕事がめんどくさかったからという本音があるからでは?とも思う。


というのも昔から何かを辞める時は理由を探していた気がする。
水泳を辞めたくなったのは「コーチが怖いから」という理由だったが、単純に行くのがめんどくさかっただけだったのもある気がする。辞めるために説得力のある理由をこじつけただけじゃないの?と過去の自分に言いたい。

だけど毎日怒られていた部活はサボりながらでもやり切ったし、不登校にもならなかった。
サボりたくなったのは怒られるのが嫌だったからなのだが。

アルバイトだって決めた期間しっかりと続けた。
要領の悪い奴扱いをされて辛かったが。

言い訳しているのか、単純にネガティブなのか、本当に能力が無くて本当に自信を無くしているのかが分からない。

発達障害を疑い、精神科に行った時も、《発達障害》というラベルを貼ってもらうことを期待していた気がする。いざ予想外に知的障害だと診断された時は実感が湧かなかった。

《発達障害》というラベルを貼ってもらうことに対して期待をしたのも、過去に思い当たる節があったからだが、その思い当たる節も「マイナス思考だからじゃない?」「誰でもあるよそんなの」と言われれば揺らいでしまう。
甘えだと思ってしまう。

そこで《自分という人間は要領という観点以外で自分を客観視できているのだろうか?》という自己分析をしてみた。


苦手なこと、ダメなところ


要領が悪い

これは前述した通り、仕事が出来ない。ケアレスミスが目立ったり、段取りを立てたり、臨機応変に対応するのが苦手⋯というか不可能に近い。
高校時代のアルバイトでは、自分だけ任せてもらえない仕事があったのを認知している。これはネガティブ思考による思い込みではない。

理解力が無い

学生時代の部活では、指示に対して周囲は一度聞けば理解できていたが、自分には分からなかった。本当に毎日、本当に僕だけ怒られていた。明らかに浮いていた存在だった。当時のチームメイトに聞いてみれば分かる。満場一致でマクバは問題児だったと言うだろう。

数学が苦手

計算が苦手だった。
これは思い込みかもしれないが、自分基準において、他の教科と比べると一番出来ない教科だったことを覚えている。

ブサイク

生まれてこの方自分の顔を美形だと思ったことはない。
メガネを外してちょっとマシ⋯レベルだ。
「虫みたいな顔」と評されたこともあるし、顔自体を褒められたことは全く無いので、正確な評価ができるていると思う。ちなみに目は二重という理由で褒められたことはある。目だけね⋯。

お酒が飲めない

アルコールが回っている感覚はある。
だけど気持ちよくない。
多分周りで酔っているお酒好きの人とは味わっている感覚が違う。快楽という観点では短所だろう。

得意なこと、向いていること、褒められたこと

作文

作文は苦痛と感じる人が多いようだが、僕は何枚でも書けた。右手の側面を真っ黒にするくらい書いていた。

運動

ずば抜けて得意という風でもなかったが、劣等感を覚えないくらいは運動神経が良かった。
シャトルランでも離脱は終了間際だった。
運動は全般できるタイプだろう。

カラオケで点数をとれる⋯というタイプではなかったが、モノマネが上手かった。
鍛えればプロ歌手レベルだったと思う。

スリム

悪く言えばガリガリだが、いくら食べても太らないという観点で見れば長所だと思う。脚が長く見える。

ファッションセンス

これは見る人によって異なるので、なかなか長所とアピールできないが、自分的には何故か自信がある。
根拠は無いが⋯。

ティーチング

教えるのは割と上手いと思う。簡単な言葉しか使わない(使えない)ので、聞き手は理解しやすいと思っている。
怪談で怖がらせるのも自信がある。根拠は無いが⋯。

虫歯になりにくい

昔通っていた歯科医に言われたのだが、唾液の成分的に虫歯になりにくいのだということを聞いた気がする。
確かにちょっとネチャネチャしていて粘り気のある唾液だとは思う。なのに口は臭いが。

企画書作り

パワーポイントやエクセルであれよこれよとプレゼンの内容を組むのが好きだ。向いているかは分からないが。あまり苦にならない。適性の観点においては向いているのだろう。

演技

演技が憑依型、というような評価をされたことがあった。
役者みたいなことを書いて小っ恥ずかしいのだが⋯。カリスマ性はあったのかもしれない。顔で全部台無しだと思うが。
仮に役者を目指すなら、まずは整形だな。


このように無理やり自己分析してみた。
何でもかんでも自分は劣っているという分析をすると、かなり認知が被害的に偏っているというふうに解釈できるが、そんなことはないようだ。得意なことやポジティブな面、自信がある分野も少なからずあるし、褒められた思い出も割と覚えているので、ネガティブなことだけ覚えているといった記憶の偏りも無いように思える。
客観的に見れている。
自分がいちばん自分のことを分かっているとはよく言う。
やはり無能なのだ。残念。

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