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人生の落とし穴


結末はみんな同じなんですよ?

《死ぬ》


このバッドイベントは避けられない。

死ぬって最大のバッドイベント。それがいちばん最後にあるのだから、バッドエンド。

だから五十歩百歩なんだ。

しかし、その過程でも落とし穴がある。
仏教用語でいうところの《苦》だろうか。
事故やイジメ、災害や難病…。
何かしら引っ掛かるだろう。

学校は卒業できても就職活動でコケてニートとか。
そもそも在学中に交通事故で死んだり、入学する際、知能検査で引っかかったり…。
就職できてもリストラがあるかもしれないし、結婚できても不妊で悩むかもしれないし、子供が産まれても、障害があるかもしれないし。
色々な瞬間、場所で落とし穴にハマる。

普通の人生

普通の人生を送れるのは普通じゃない。
時代は常に更新されているため、過去の普通観は現在の希少になる可能性が常にある。

修学旅行に行けるのは普通だった。しかし昨今のコロナ騒動によって、それは当たり前じゃなくなった。
授業すらオンラインだ。
 コロナが全盛期だった2020〜2022年あたりの中高大生は、ありとあらゆる普通が潰れて、さぞ無念だっただろう。
かくいう僕も成人式が潰れた。

落とし穴にハマらなくても…

冒頭書いたが最後はみんな《死》というバッドイベントから避けられない。バッドエンド。これって過程が良ければ良いほどキツくなるやつ。
だから落とし穴にハマらない方が、ギャップで不幸になると思う。

  1. 極貧ホームレスで天涯孤独かつ持病持ち

  2. 家族に愛されて育ち、友達は沢山いてモテモテかつ仕事は順調で、良妻賢母と子宝にも恵まれて、莫大な富を築き上げる

1の人生はむしろ死が救いにすら思えるが、2の人生はこの世に執着してしまいそう。家族に見守られて病院のベッドで安らかに死ねても、過程で生み出してきたものがあまりに大きいと、バッドエンドがより悪く感じてしまう。
終わり悪ければ全て悪し、みたいな。
1はなんか…《フランダースの犬》とか《火垂るの墓》みたいな。「疲れた」「しんどい」という過程が、死によって救われた感じ。

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