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本屋めぐり 無用之用・書肆スーベニア・SUNNY BOY BOOKS

こんにちは。
趣味で本屋めぐりをしている竹本です。
最近行った本屋さんをご紹介します。

①BOOK SHOP 無用之用 神保町

最初は神保町駅徒歩5分の所にある、BOOK SHOP 無用之用です。

地下鉄の神保町の駅から地上に出ると、空は曇り、やや雨模様。
路上で古本が売られています。

歩いてBOOK SHOP 無用之用の辺りまで。
ちょっと小腹が空いたので、昼食を取ろうと食べ物屋さんを探していると、カレー屋さんを発見。
カレー食堂たんどーるでトマトチキンカレーをいただきました。

お腹を満たした所で、BOOK SHOP無用之用へ。
ビルの正面に行くと、入り口が見当たらず。
裏に回ると、入り口、ありました。

階段を上って2階へ。

中に入ると、本を売っているスペースと、その奥に喫茶スペースがあるよう。
本を見させていただいてから、喫茶スペースへ。
服等も売っていて、おしゃれな雰囲気です。

カウンターに座り、コーヒーを頼みました。
店員さんの女性の方が話しかけて来てくれました。
「今日は古本市にいらっしゃったんですか?」
「いや、趣味で本屋めぐりをしていて、こちらのお店に来てみたかったので」
「あ、そうなんですね、ありがとうございます。入り口分かりにくくなかったですか?」
「あ、そうですね、一回正面に行っちゃって、裏手に回りました」
「こちらにいらっっしゃる前はどこか寄ってらっしゃったんですか?」
「カレーを食べました」
「へー、どちらで」
「すぐそこにある、たんどーるっていう所で」
「あ、そうなんですね。そこ、なんか高円寺から移転してきたみたいですよ。どうでした?」
「あ、おいしかったですよ」
「そうですか。よかったですね」
そうして、チョコレートをサービスしてくれました。

コーヒーを飲みながら、持って来た本「絶望名言」を読みました。

しばらく読んで、おいとまする事に。
お会計の時、店主らしき男性の方も話しかけてきてくれました。
「雨、あがったみたいですね。古本市も再開したみたいです」
行きに路上で古本を売ってたのは、古本市が開催されていたからなんですね。
「あ、そうなんですね。ご馳走様でした」
「ありがとうございました」
そうして無用之用を後にしました。

僕は普段、黙々と作業する系の、あまり人と喋らない仕事をしてるんですが、若干人とのコミュニケーションに飢えてる所があって、最近なぜかお店に行くと、お店の方が話しかけて来て下さる事が多くて、嬉しくなります。
この日も楽しく会話ができて、よかったです。


②書肆スーベニア 浅草橋

お次は、浅草橋駅徒歩7分の所にある、書肆スーベニアです。

浅草橋の駅から歩いていると、革を売っているお店を発見。
しかも結構安い。
僕は、仕事で革製品の修理職人をしているので、あ、こんな所で革売ってるんだ、ここで買えば自分でも革製品作れるな、とか思いつつ、店内を見てみると、レザークラフトで使う道具も売っていて、ここで道具も揃えられるなー、等と思いながら、書肆スーベニアへ。

古本中心の品揃えで、哲学系の本が割と多くある印象。
本棚を見ていると、ハンドメイドで作るレザークラフトの本を発見。
革のブックカバー等、色々な革製品の作り方が書いてあります。
どうやら手縫いで作るよう。
こういう本を買えば、作り方も分かるな、等と思いながら、お店を後に。

その後、街を歩いていると、他にも革を売っているお店が沢山あり、ここは革の街なんだなと思いました。

そして割とリーズナブルだったので、昼食で軽く寿司をいただきました。

浅草橋を満喫して、後にしました。


③SUNNY BOY BOOKS 学芸大学

最後は学芸大学駅徒歩5分の所にある、SUNNY BOY BOOKS。
僕の住んでいる所からだと自転車の方が行きやすいので、自転車で行きました。

商店街の辺りで自転車を停めて、そこから徒歩で街歩きしながら向かうことに。

自転車を停めた辺りに、財布等、レザー商品を扱っているお店があり、ちょっと気になりましたが、ドアに張り紙で、「現在作業中です。ご用のある方は、ドアをノックするか、携帯までお電話下さい」との事。
ドアに鍵がかかっているようだったので、とりあえずスルーして街歩きを続行。

たい焼きを売っているお店があったので、たい焼きを食べつつ行きます。

そしてSUNNY BOY BOOKSへ到着。

古本、新刊など、色々置いてあり、おしゃれな雰囲気。
雑貨などもあったでしょうか。

一通り見て、お店を後にしました。

その後、小腹を満たそうと街を歩いていると、「暇を売る店 CINEMA CAFE」というお店を発見。
惹かれる・・・。僕は以前映画監督を目指していたので、「CINEMA CAFE」というのも気になります。

その後も街歩きをしていると、ダイニングバーのようなお店を発見。
店頭に出ているメニューで、牛すじ肉のトマト煮込みが気になります。

うーん、さっきの「CINEMA CAFE」とこっちと、どっちに行こうかなあ、と悩みましたが、一度きりの人生、この機会逃したら、このお店に行く事もない可能性が高い・・・、この際どっちも行ってしまおうと思い、まずはダイニングバーへ。

入ると、どうやらお酒はシードル中心のようで、とりあえず定番のシードルと牛すじ肉のトマト煮込みを頼みました。
程よくお腹も膨れた所で、先程の「暇を売る店」へ。

入ると、どうやら常連さんが沢山いるみたいで、カウンターでお客さん同士が楽しそうにおしゃべりしています。
店内は、落ち着いた雰囲気で、古き良き喫茶店という感じ。
カウンターの席に通され、隣の品のいいおばさまが、「荷物、こちらの椅子使って下さいね」と言って下さり、せっかくなので荷物を置かせていただきました。

コーヒーを飲みながら、持って来ていた本を読みました。
常連さん達は、どうやらその内お一人がお引越しか何かされるようで、物件の内見の予約を電話でしたりしていました。

一通り本を読んだので、お会計をすると、なんと財布の小銭入れのスナップが取れて、壊れてしまいました。
この財布、5000円で買ったのですが、どうやら財布で5000円はお安かったようで、内部の合皮素材が剥がれてきたり、外の皮も破けたりと、まだ1年半しか使ってなかったのですが、ちょっと微妙だなと思っていた所で、完全に壊れてしまいました。

とりあえず、急遽財布を買わなくてはならなくなり、この近くでお財布を売っている所を検索し、行ってみると、そこはブランド品の買取店。
ここにはなさそうだな、と思い、なおも探していると、行きにスルーしたレザー商品のお店に行き当たりました。
ドアにはまだ「作業中です」の張り紙がありましたが、こちらも割と緊急でお財布が必要だったため、勇気を出してノックしてみると、中から店主の男性の方が開けてくれました。
「すいません、ちょっとお財布が見たいんですけど」
「あ、いいですよ」
そして中に入ると、いい感じのお財布が沢山。
店主の方は、鞄らしき物を作っているような作業をされていました。

値段が書いてないものもあったので、値段を聞いてみると、「これは26,000円です」とのこと。
うーん・・・確かにハンドメイドでレザー商品だとそれくらいしそうですが・・・僕のお財布事情だとちょっとお高い・・・。
その後も商品を見ていると、店主の方が話しかけて来てくれました。
「さっきの商品どうでした?」
「あー、いいんですが・・・正直に言うと、ちょっとお値段が・・・」
「あー、そうですよね。その商品、自分的にちょっと気に入ってなくて。右利きだとこういう風にお金を取りださなくちゃならなくて、慣れるまでちょっと時間がかかって。なので、気に入ってくれたのなら50%オフでもいいですよ」
「え、ホントですか!?」
「はい。普段私服のお仕事ですか?」
「あ、はい。よく分かりますね。実は僕も鞄の修理職人なんです」
「あ、そうなんですね」
「そうなんです。メーカーから来た修理品を修理してるんですけど」
「そうなんですね。何人位いるんですか?」
「30人位ですかね」
「あ、そんなに。でも楽しそうですね」
「そうですね・・・。楽しいと思えたらいいんですけど・・・。実は今ちょっと壁に当たってて・・・。指導担当の方から、作業スピードが遅いって言われてて・・・。かといってミスしたら怒られるし・・・。何回もやってて、慣れてる鞄ならまだいいんですけど、初めてやる物とか、慣れてない物だと、尚更遅くなっちゃって、ミスもしてしまって・・・」
「あー、分かりますね」
「そうですか!?」
「はい。でも、そういうのって、やり続けてると、どっかのタイミングで、ブレイクスルーが起きるものなんですよ」
「あ、そうですか!」
「はい。なんか僕も、ちょっと前だったら手間取っていた作業が、いつの間にかすいすいできるようになってたり」
「なるほど」
「なので、しぶとく続けてたらいいと思いますよ」
「ありがとうございます。ちょっと勇気もらいました・・・。ちなみに、店長さんはなんでこの仕事始めたんですか?」
「僕、もともと服作ってて。その流れで、革製品も作り始めたら、楽しくなっちゃって。で、結構売れたんで、仕事にしちゃおうと思って、って感じですね」
「へー!そうなんですね!」
「だからお客さんも、なんか作ってみたらいいですよ」
「なるほど・・・。なんか作ってみようかな・・・」
その後も30分位楽しくおしゃべりさせていただき、最後に先程のお財布を買いました。
「ありがとうございました」
「いえいえ。こちらこそ。またお話聞かせて下さい」
こんな出会いもあるんだなーと思いつつ、お店を後にし、自転車で家まで帰りました。


④番外編 多摩川
最後に番外編として、学芸大学に行った次の日、多摩川に行った時の写真をお送りします。

桜が満開でした。
きれいな黄色い花。
こちらもきれいな花。


以上です。
お読みいただき、ありがとうございました。

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