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性犯罪は案外身近にある

先日(といってももうそこそこ前ですが)ジャニーズ事務所の件について記事を書きました。
その後も様々な出来事があり、まだまだ大混乱といったところでしょうか?
私はジャニーズを好きでも嫌いでもない人間です。
なので事件に関して詳しく知りたいと、実は思っていません。
無責任かもしれませんが自分が性犯罪に巻き込まれたことがあるからこそ今回は自分は全く関係がないのにフラッシュバックが酷く、極力逃げていました。
だからといって世間の関心ごとをメディアが取り上げなくなったり、この事件が起こっていない世界線に行ける訳でもありません。
接しないように努力はしてきましたがそれも本当にとても難しい。

先述した通り私は「ジャニーズを好きでも嫌いもない人間」です。
でも同性から性的な行為をされた被害者ではあります。
ジャニーズをお好きな方はジャニーズ側の言動を詳細に調べ上げ、何かしら確信があって彼らを擁護しているのだということも理解しているつもりです。
メディアが全て正しい訳ではないことも(今回の件は見て見ぬふりをしたメディアも責められるべき側だとすら感じます)
「性犯罪の当事者」になったことがない人に当事者の気持ちが分かる訳ではないのも十分承知しています。
ただななしという一般人ですら性犯罪に巻き込まれた後、一言では言い表せない思いをしました。
特に私の心を蝕んだのは「被害者になった側にも悪いところがあったのではないか」という意見です。
実際はそうなのかもしれません。
でもそれを本人に言う意味ってなんですか?
別に信じなくてもいい。
けれど否定する権利は誰にもないと思うのです。

最近はジャニーズ事務所側が「嘘の被害報告をしている人がいる」とも取れる発言をされました。
私が見たのは切取り部分でファンの方々や実際対応されている事務所の方にも言い分はあるでしょう。
当事者は亡くなっており、負の遺産を「身内だから」という理由だけで引き継がされること・何も知らなかったタレントさんが矢面に立たされることはおかしいです。
お金欲しさに動いている人がいるのも確かかもしれません。
そこは十分に検証していく必要がありますが現時点で「虚偽の内容」という強い文言を使うのは間違っていたのではないかと感じています。
性犯罪から離れて考えてみてください。
加害者・被害者共に証言が二転三転することってないですか?
思い出したとか記憶違いだったとか理由は様々ですが大体の方は加害者側が嘘を吐いていると判断しませんか?
仮に冤罪だった場合、判明する頃にはもう興味を失っています。
ですが性犯罪は被害者側が責められる事例が驚くほど多いんです。
興味がある方は調べてみてください。

「ジャニーさんが生きている頃に訴えれば」と。
「本当ならそれができたはずだ」という考え方も「性犯罪に巻き込まれたことのない人の意見」そのものです。
加害者が普通に暮らしている中で被害者が声を上げるのにどれほどの勇気がいるか、それを一生知らずに生きていけるのは本当に幸せなことなのです。


元々おもしろくはない内容を綴るために作ったこのnote。
とことんおもしろくないことを書いていこうと決めました。
あくまで私の場合の話にはなりますが私に対する性被害を繰り返したのは

・目上の人
・相手は同性で恩人(だった)
・その人に逆らうと私の立場が危うくなる

など共通点が多いのです。
一般人でもここまでなるのか…っていい例くらいにはなるんじゃないでしょうか?
分かってくれなくていい。
寄り添ってくれなくていい。
ただ「そうなんだな」と冷静に受け止めてくれる方が増えることを願います。

お気に留めてくださり、ありがとうございます。 サポートいただいた分は今後の執筆活動を充実させるため、有効活用していきたいと思います。