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【詩】原石の詩

もう今なら、誰でも好きになれる気がする
心からの優しさでひとびとを想って
そうして、角を取るように自らを研磨し
そのまま身体ごと消えてゆくこと
磨くことがすり減らすことだなんて、考えもしなかったよ
輝かないまるい石なんてつまらないだけだと
そんなことにも気づかないまま、大人になってしまって、わたしは、もっと心から、人を嫌いになるべきだった。


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