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日米のアスレティックトレーナーの現状を比較。給料や学位、取得条件の違いは? 「2021年最新データ使用」

私は日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(以下JSPO-AT)という資格を持って活動しています。

日本のアスレティックトレーナー資格としては最もメジャーなものかと思います。

一方、アメリカのアスレティックトレーナー資格としては、BOC-ATCという資格が最もメジャーなものでしょうか。


少し前に、両資格の収入について比較した記事を拝見し、それにまつわるツイートをしました。

普段の自分のツイートと比較して、中々に多くの反響をいただきました。

いい機会なので両者の色んな部分の現状を比較してみようと思います。

比較に際して、日本スポーツ協会とNATAが発表している正式なデータを使用しました。

なお、今回のデータはJSPOーAT マスタープランに関する調査報告書(2021)及び、NATA 2021 Salary Survey Resultsより引用しております。

BOCーATCの資料に関しては同僚のBOCーATCにお願いして資料を入手しました。どうやら公開されていないようなので、数字のみ引用しグラフはこちらで作成したものを載せています。

もし元データに興味がある方はどうにかBOCーATCの人を探して、資料を見せてもらってください。

1.平均年収

さて、早速ですが一番の本題です。

まずはJSPOーATの年収から見ていきましょう。

ちょっと衝撃的な数字が出ますね。

最も大きな分布は1〜100万円となっています。平均値はちょっと難しいですが、300〜400万程度でしょうか。ちゃんと計算できないのであくまで何となくのイメージです。

続いて、BOCーATCの数字を見ていきましょう。

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