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底知れぬ悪とまことしやかな嘘の国のプロパガンダは西側諸国の似非モラリズム、則ち、偽善を餌にして増殖し

底知れぬ悪とまことしやかな嘘の国のプロパガンダは西側諸国の似非モラリズム、則ち、偽善を餌にして増殖し
2020年11月22日
中国は人類史上最悪の大気汚染を続けながら、地球温暖化会議や再生エネルギーで見事に西側先進諸国を誑かした。
底知れぬ悪とまことしやかな嘘の国のプロパガンダは西側諸国の似非モラリズム、則ち、偽善を餌にして増殖し、終に、先進諸国を食い尽くす寸前まで来ているのである。
以下は11月10日に日経新聞に掲載された記事からである。
中国再エネ、風力も海外へ  
【広州=比奈田悠佑】風力発電機で中国最大手の新疆金風科技(ゴールドウインド)が世界市場の開拓を本格化する。
政府支援を背景に強い価格競争力を持ち、中央アジアなどで受注を伸ばし始めた。
再生可能エネルギーへの投資が各国で進むなか、太陽光パネルに続き風力発電機でも中国勢が市場を席巻する可能性がある。
コスト強み、欧州勢追う
上海市から北へ約300キロメートルの沿岸都市、江蘇省塩城市にあるゴールドウインドの工場。
10月に訪れると、高さ3㍍超の基幹パーツ「ナセル」10台ほどが建屋内いっぱいに並んでいた。
ナセルは発電機本体を格納し、回転する羽根の中心部に据え付ける。
設置後は簡単に点検できないだけに、ボルトの締め付け具合や塗装の厚みを確認する作業にも緊張感が漂う。 
同工場は海外向け製品の主力拠点だ。
会社全体の売上高に占める海外比率は1割程度だが、今年に入り受注が相次いでいる。
7月にはカザフスタン南部に発電容量10万キロワット分を設置するプロジェクトを落札したと発表した。
風速の極端な変化にも対応できる発電機を設置し、10万世帯超の電力消費を賄うという。
一帯一路中心に
パキスタンやトルコ、ギリシヤなどでも受注が相次ぐ。
中国の広域経済圈構想「一帯一路」の沿線国を軸に売り込んでいるようだ。
ゴールドウインドの社員は「グローバル化に向け、(維持費などを含めた)全体的なコストの低さをアピールしている」と話す。 
9月にはスタンダードチャータード銀行シンガポールとの戦略提携を発表した。
海外案件のプロジェクト融資などを期待しているとみられる。 
ゴールドウインドは1998年の設立から20年強で急成長。
原動力になったのが中国の内需だ。 
中国政府は大気汚染対策の一環として2000年代半ばから再生エネ産業の振興を本格化した。
中国内の風力発電投資は直近のピークの15年で1200億元(約1兆9千億円)に達した。
19年の風力による発電量は4千億キロワット時。
全体に占める割合は1割に満たないが、欧米に比べても断トツで多い。 
この追い風をフルに受け、ゴールドウインドは15年に世界シェアでトップに立った。
設計や施工のノウハウを蓄積。
補助金などの後押しに量産効果が加わりコスト競争力も高めた。 
ただ、その後は減速した。
送電インフラの不足で、風力の発電能力を生かしきれないケースが続発。
新規プロジェクトの許可が下りにくくなったためだ。
その間に欧州などで風力ヘの投資が増えたのに加えてメーカーの再編も進み、世界シェアはデンマークのヴェスタスなどに追い抜かれた。 
ゴールドウインドがここに来て海外開拓を本格化する背景には中国政府の政策変更がある。
陸上風力は20年末から順次、再生エネの補助対象から外れる。
事業者は海外市場や、難易度が高い洋上風力へのシフトに動く。 
ただ、海外での収益確保は簡単ではない。
巨大な羽根やナセルを中国から送るには多額のコストがかかる。
組み立てには現地のエンジニアリング会社などとの連携も不可欠になる。
工程管理のミスなどで工期が長引けば発注者への補償が発生する恐れもある。
太陽光は7割 
実際、ゴールドウインドは20年1~6月期決算で、海外案件の工事遅れなどによる損失が生じたと報告した。
規模は数億元とみられる。 
それでも、強力な政府支援をテコに中期では中国勢が台頭してくる可能性が高いとの見方は多い。
太陽光パネルの事例があるからだ。
太陽電池モジュールの生産は日本やドイツのメーカーがリードした時期もあったが、世界シェア首位のジンコソーラーなど中国産がいまや7割を占める。 
太陽光の設備を扱う上海の商社幹部は「価格で他国メーカーに負けることはない」と豪語する。 
風力でも、ただでさえコストに強みを持つのに加え「中国企業は実績を作るために採算を度外視することもある」(欧州大手幹部)。
国策を背負った中国勢の成長が市場にどういった影響を与えるのか、業界には懸念が広がり始めた。


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