最近の記事
天神さんの七不思議 February in Kyoto: half blooming plum at Kitano Tenmangu
二月の京都 暖かさに後押しされてやっと天神さん(北野天満宮)へお参りに行きました。梅は五分咲き。白梅、紅梅が神社の社殿に映え、なんとも良い雰囲気を醸し出していました。 子供の頃からの私のおきまりは、三光門(中門)の右手前にある灯篭の大黒様のお顔の鼻の穴に小石をそっと置き「どうぞお守りください」と祈り、うまいこと置けた石を大切に持って帰ることです。 この大黒様のお顔の鼻の穴は天神様の七不思議の一つで、多くの参拝者が石を置くようになったんやろな、なんや穴が広がり薄べらくなり、なか
二月四日 立春 節分祭の名残を見て February in Kyoto: on the 1st day of Spring
二月の京都 昨夜は雨降りでしたが、豆まきしましたか? 一夜明け、今日は暖かな立春。良い天気の中、氏神さんへお参りに行くと、「節分祭」と書いた提灯や旗がまだ残っていました。雨の中、節分祭りが行われたのでしょう。 かつてはどこの家からも「福は内~!鬼は外~!」という声とともに邪気を払う豆まきの音が聞こえたものですが、今はもう、一軒もありません。 しなくなったのは豆まきだけではないなぁ。。。 町内のお地蔵さんへ今の年齢の数の豆を納め、来年の年齢の数の豆を食べて一年の無病息災を拝んで
一年で一番寒い時期 January in Kyoto: Greater Cold period, not that cold
一月の京都 一月二十日から大寒に入りました。雨が降ったりやんだりしていますが、寒さは感じません。 去年おととしの今頃は、市内南部でも雪が積もったというのに。。。 やっぱり地球温暖化が進んでいるのでしょうか。そういえば、おせち料理、お重に詰めてそれを家の中の一番寒いところへ置いておくのが今まででしたが、今年はあまりにも温かく、悪くなるのが心配で、作った料理は冷蔵庫保存し、食べる時にお重に詰めました。意味ないやん~。 January in Kyoto 2024 The Great
京都ならではのおばちゃんバイト January in Kyoto: Distinctive Kyoto Auntie Role at a Traditionally Established Confectionery Shop
一月の京都 お正月のお茶菓子に何かおいしいものを、とデパートの名店街をうろうろしていてふと「その味」を思い出しました。 約30年前(20世紀末)家の近くの老舗京菓子店の製造所でアルバイトをしていたことがありました。こういうバイトは京都ならではか、と他の人と話してて気付きました。 バイト特権(!)で、お店に並ぶ前の作り立てを購入することもできました。できたての美味しさといったら、、、もうそれはたまりません。 元旦の令和6年能登半島地震で被災されました皆様に心よりお見舞い申し
正月事始め「おたのもうします」December in Kyoto: the beginning date of New Year preparations
十二月の京都 12月13日はお正月を迎える準備にとりかかる「正月事始め」の日です。京都祇園の花街では芸妓や舞妓さんがお師匠さんに「おめでとうさんどす よろしゅうおたのもうします」と一足早く新年のあいさつをし、お鏡さんをお供えし舞扇をいただくという年末恒例のならわしです。 うちも寒さに負けずに窓ガラスでもきれいにしよか。 December in Kyoto 2023 December 13th is the beginning date of New Year preparat
自然の恵みで楽しく美しく December in Kyoto: Nature's blessings most Beautiful and Enjoyable
十二月の京都 近所の高速道路ののり面を森へ育てるボランティア活動に参加しています。毎年植樹し、木々の生育を測定し、剪定し、樹名板を作り、季節の花を植え、世話をしています。また、そこで育てた木や花に加えスタッフの各家庭で咲かせた花を持ち寄り、子供達と栞作りをしたり、木の下で集めたどんぐりや松ぼっくりで置物を作る活動もあり、楽しいです。 毎年12月はクリスマスリースを作るのですが、その材料が全て本物の木、花、実というのが自慢です。季節ごとの花はドライフラワーにし、蔓や枝は十分に乾
南座のまねき上げ November in Kyoto: Kabuki all star cast's Signs placed above the Minamiza entrance
十一月の京都 京都の年末の風物詩のひとつに南座「顔見世興行」のまねき上げがあります。大入りになりますようにと願いを込めて、出演する役者の名を一人ずつ独特の書体で檜板(約縦1.8M )に書いた看板を12月の興行中、南座の正面に飾るのです。 役者さんの宣伝のために使われたのが始まりだそうです。隙間がないくらいお客さんが入るよう、檜板いっぱいに太く書かれる「まねき文字」は、丸みをおびた勘亭流という書体で独特です。「まねき書き」は100年受け継がれ、今年5代目(川端耕司さん)が誕生し