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みっきーのリアル登山者の端書き #485『山と地質』

私たちが立っている地面は、大本となる岩盤の上に土壌が積み重なったものです。
それは山でも同じこと。

山では土壌が少ない(生物が少ない・雨風に晒されて流出する)ため、岩盤自体の影響が特に環境として大きく表れるように思います。

まず岩盤ですが、いわゆる岩です。
岩には三つの分類があります。

・火成岩:マグマが冷えて固まったもの
・堆積岩:既存の岩石や、生物の死骸が積み重なってできたもの
・変成岩:既存の岩石が、主に地下深くの高温や圧力によって変化したもの

この三つから更に分類が進み、岩石の種類は非常に多岐に渡ります。
そしてそれらによって、山の形状であったり、植生であったりが変動します。

例えば堆積岩の内の石灰岩という岩があります。
この石灰岩は水によって浸食されやすく、山頂が平たい山になりやすい印象があります。
私の近所では鈴鹿山脈の北部と中南部では山容が異なりますが、それは途中から地質が変わっているからとされています。

ぱっと見では違いが無いようですが、中まで深く見ると内容が全く異なるもの。
その歴史と構成まで見ることで、より物事への理解が進んでいきそうです。

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