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週末はオフィーリア

目にとめていただき
ありがとうございます。

いつもハイパーセンシティブ☆
高感度センサーだらけの我が家へ ようこそ!
ハイセンス ママです。

とある日曜の夕方

夫が帰ってこないのです。
子どもたちも。

夕方のお散歩に出たきり。

夕刻を知らせるサイレンもなりました。

もうお風呂には入ったし、髪も乾かした。

いったい人々は
どこまで行ってしまわれたのか。

かといって 今すぐ「ただいま!」と
色々が押し寄せてきたら

もう帰ってきたのかと
自分が肩を落とすのがわかる。

人はなんて都合の良い生き物か。

そんな事を考えながら
ご飯の準備に勤しみます。

ハイセンスファミリーのネクストステージ

ハイセンス夫婦が親になって5年経って
やっと夫に言えたことがあります。

それは、子どもたちをお風呂に入れること。

我が家の子どもたちは最近すっかり
私とお風呂に入るパターンが定着していて

それが私には
ちょっとしたストレスになっていたのです。

夫への ささやかな提案

・日曜日はチェンジしてほしい。
・生理開始から3日間はチェンジしてほしい。
(上の人が出血に怯えるようになったので)

夫にとって、お風呂は大切な時間。
どっぷりリラックスしてほしいのですが

私だってゆっくり入りたい!
そう思ったのです。

切り出すのに5年もかかったワケ

ママになった友人たちは、
ほとんど皆ワンオペで頑張っている。

のんびり暮らす私が
ひとりでゆっくり入るなんて
贅沢言っちゃいけない。

誰に言われたでもなく
自分でなんとなく思っていたのですが、

共にフリーランス夫婦の我が家
2人とも毎日家にいるのに
そこ、頑張るとこじゃないんじゃない

ふと
気付いたのです。

そもそも上の人が怖がらなければ

3歳頃からでしょうか
我が家のハイパーセンシティブな上の人は
人が亡くなることについて考えはじめました。

夜 布団に入り目をつむったら
涙が出てきてしまうので、
「最近、目を開けたまま寝る」と
打ち明けてくれたときは衝撃でした。

一緒にいろんな絵本をよんだりしました。
上の人なりに落としどころがあったようで
そのうち落ち着いてはいたのですが

そんな人なので、今度は母の出血に気付き
単純に血そのものへの恐れに加えて、
また想いを巡らす日々がはじまりました。

以前は誰かや自分が亡くなることは
想像の範疇でしたが、
自分の父や母が亡くなるというパターンは
新たなそして驚愕の発見だったようで。

しかも、今度は生物の誕生という
ところまでスペクタクルに広がりまして
哺乳類だの両生類だの
全く心穏やかではいられません。

毎度、赤ちゃん返りでは母がもたない。
何か対策をと思った結果、
上記の提案のようになった次第です。

でなければ きっと、
今日わたし顔あらったっけ?と
今も毎日お風呂が戦闘態勢だったでしょう。

不安が強く、センシティブな人のおかげで
きっかけをもらえたと思っています。

それで、
日曜は母だけで至福の入浴タイム♪

しかも
まだ明るいうちから!

ミレーの絵画
オフィーリアのように
耳までどぶんと浴槽に浸かれば
外の喧騒は もう何も聞こえません。笑

まずは母の心がフリーであること

まだ忘れられている日もあります。

結局 夜までズレ込んで、
泣き腫らした下の人が
脱衣所に乗り込んできたまま
超特急で入ることも多々。

それでもいつか私には
日曜のひとり風呂時間が
巡ってくるのだと思えることが大事。

自分が頑張って無理しているときは、
必ず他の人も無理をしているような
気がしてなりません。

私のためにありがとうと感謝しつつも、

家族にとっても
感謝される存在でいられることは
きっと幸せな事なんじゃないかとも

勝手に思ってみたり。

我が家は 我が家らしく
幸せでいられる方法を

見つけていきたいなと思う
今日この頃であります。

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