おばあちゃんとの面会2(思考転換)〜形式的で冷たい病院→温かい病院
昨日に引き続き、今日もおばあちゃんの面会に行ってきた。
昨日、おばあちゃんは病院のベッドの上で苦しそうにぜぇぜぇしていて、胸に直接日付の書かれたシールが貼られていた。
正直、「病院側の管理のしやすさを優先して、人をモノのように扱うのか」と思ってあまり良い気分ではなかった。
担当医の話も聞いたが淡々とした話し方で説明され、「マニュアル通りにしか動けないのか」とあまり良い気分ではなかった。
次々と薬を投与して、お金を儲けてるんじゃないかとすら思った。
しかし今日は違った。
面会に行ったら、おばあちゃんはぐっすり安らかに眠っていた。
看護師さんが「○○さぁ〜ん?」と口をすぼめて面白い口調で呼びかけてくれた。
それでも起きなかったので、そのまま起こさないよう、おばあちゃんを眺めていたら、担当医の先生が入ってきて、また今の状況を説明してくれた。
しっかりデータ(数値)でおばあちゃんの状態を管理し、今できる方法を模索して対処しているのが伝わってきた。
ちゃんとみてくれていた。
・・・・
昨日の病院からの帰り、父がふと、「ばあちゃんの言いたかったことがわかった」といった。
昨日、ばあちゃんは私が来たとわかるなり、何かを言おうとしていた。
しかしもう言葉を話すことができなくなっており、「あー、うー」「あんま」と何度も話そうとするが言葉にならなかった。
そして人差し指を1本たてて「1」を作って父の方を指差した。
「1?何やろ?」といっていたのだが、後で父はその意味に気づいたようだ。
「あの1、お前にお金をやれっていってたんだ、、、」
ばあちゃんはいつも、私が帰省したときは毎回、自分のお金(年金)を私に渡すために、父に下ろしにいくよう頼んでいたのだ。
「あ、確かに。。。それだ。ばあちゃんらしいね。」
あんなに苦しそうにしている状況で、必死に伝えようとしていたのがそれって、、、
すごいよ、ばあちゃん。
おばあちゃん、まだ、ピンピンコロリの夢、諦めちゃだめだよ。
まだだよ。
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