わたしの転職日記~「なんにもない自分」に落ち込んだ経験が、思いもよらぬ未来につながった話~
数年前の人事研修。
「あなたがこれまでの経験で得られた、人に自慢できるものを紹介してください」との課題に、わたしはひとり焦っていました。
「やばい。わたしには何もない」と。
今日のnoteは、そんな経験を生かして、わたしが成長できた(かもしれない)体験談をつづってみたいと思います。
わたしの闇体験が、あなたの光に変わりますように。
大の研修嫌いのわたし。
グループワークや発表のたぐいを苦手とするわたしは、この日も若干の腹痛を感じながら研修に参加していました。
キャリアアップをテーマに開催されたこの日の研修。そのなかで講師から出されたひとつのテーマが「これまでの部署で得られた、人に自慢できるものを紹介する」というものでした。
これまでの部署を思い出し、そのなかで得られた人に自慢できるようなスキルを紹介する……
人に自慢できるようなスキル……
自慢できる……スキル……?
やばい。なんにも出てきません。シートに何も書けません。
わたしの歴任してきた部署は、だれだってできるような業務ばかり。カツカツ走る鉛筆の音にあせったわたしは、なんとか絞り出して「捏造」しました。
広報にたずさわった経験があるので「情報を拡散するスキルがあります」と。
実際は単にお知らせをホームページに載せたり、公式SNSに載せたり。見られもしない記事をただアップしているだけだったのに。
さて、発表の時間です。
保育士さんは、子どもと触れ合うスキル。
税にかかわってきた職員は、税金の知識。
高齢者にかかわってきた職員は、高齢者の悩みをきき、解決に結びつけるスキルがあるといいます。
キラキラした同僚がまぶしすぎて、うつむくわたし。
そして、わたしは自信なさげに言ったのです。さきほどの「捏造」したスキルを……。
発表後、わたしのスキルにも拍手がありました。でも、わたしは落ち込みました。
中堅職員にもなって、何のスキルもないこと。内部の知識だけで、人に誇れるものがないことに。
そんなこともあり、わたしは次第にいまの仕事に疑問を持ち始めるようになりました。あと20年くらい働いたとして、わたしは一体どんなスキルが身につくのだろうと。退職後、こんなわたしが通用する仕事なんてあるのだろうかと。
そして、こんな体験がいくつも重なり、わたしは次第に転職を考えるようになりました。
まずはネットに救いを求め、本を読み、Webライターという職業を知り、ライター講座へ入り、X(Twitter)をはじめ……
そして、いまこうしてnoteを書いています。
実は、今月も同様の研修があります。
いまだに大の研修嫌いなので、考えるだけでお腹が痛くなります。今回も同じように、キラキラした人たちを羨望のまなざしで見つめるでしょう。
でも、いまのわたしには、同僚とはまた違った未来があります。まだ誰一人として知りませんが「転職」という未来があるからです。
落ち込んだ経験は、すべて自分を変える糧にしてしまいましょう。あなたの可能性は、わたしなんかよりずーっと無限大です。
行動すれば、未来はきっと変わりますよ。
【ライ活 18日目 完】
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