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自分の人生を受け入れる

自分の人生なのですから、自分で人生を自分なりに取捨選択をして生きて行くもだと考えがちですが、実際は趣味や仕事や付き合う人などを選択するような判断基準で決めるものではないと思っています。確かに人生は自分で選択をしていくものです。だけど、選ぶ基準はそんなものではありません。もっと自分の運命や自分の状況に準じたものを選択することが自分の人生なのだと思います。

自分の人生を自分なりに選ぶということは、言い換えれば自分の運命を受け入れることだと思うのです。すなわち自分の好き嫌いや得意や不得意とか損得やメリットなどで選ぶものではないのです。もちろんゼロとは言いませんが、自分の人生を正しく選択するのは、むしろ、今与えられている自分の運命や自分の状況を否定や逃避をしない生き方を選択することなのだと思います。

私もそうですが、自分の不幸や不遇な人生や運命を忌み嫌うものです。他人を見れば憧れてしまいます。孤独や不安も避けたい気持ちになります。しかしそれらはすべて、現在の自分の運命や境遇を否定するものであり、自分の人生を自分なりに選択しているかのように見えて、全く正反対の判断や行動になっているのです。

受け入れるという言葉は時折耳にしますが、言葉では分かっても実際にはどういうことが受け入れることなのか分かっていない人が多いと思います。受け入れるとは、ただ自分に与えられている今の状況を、まずはそこを基準に生きるということを決心することなのだと思います。もちろん、現状の改善や向上を否定するものではありません。それは夢や目標として持ち続けて精進すれば良い。しかしそれが現在の自分の状況を否定するものであってはいけないということなのです。

自分の状況や境遇が辛くなるのは、世の中や他の人と比べるからです。自分の運命は自分の運命なのですから、比較をする必要も無く、それを生きる意識を持ちましょう。確信を持って断言できるわけではありませんが、きっとそんな生き方に幸せが待っていると思うのです。

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