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怪談ウエイトレス

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なぜか一人でいると、みょうな話をされるウエイトレスのはなし。
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怪談ウエイトレス  その1

1,ゼロハリバートンの男  ケーキに生クリームをデコレーションしてからちょっと昼飯、と言…

えるも
10か月前
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これから行く町 怪談ウエイトレス 

 昼休みの公園は、たいていほとんどのベンチがふさがっているから、噴水の前の、いちばん好き…

えるも
3週間前
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「怖い本を読んでいる手」怪談ウエイトレス

「怖い本が苦手なんですよ」  メニューを見ながらそのお客さんは言った。その表情が、さして…

えるも
1か月前
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なまえをきめる 怪談ウエイトレス

 朝から冷たい雨が降っているせいかまるで客入りがない、そんなんだからマスターはもちろん出…

えるも
2か月前
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怪談ウエイトレス その2

2、前髪  絶望的に手先が不器用な野木が、白いターンテーブルに乗ったホールケーキに生クリ…

えるも
10か月前
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怪談ウエイトレス その3

3,幽霊が遠い 「俺、まったく霊感はないんですけど」  と若い彼は言う。これから怖い話を…

えるも
10か月前
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怪談ウエイトレス その4

4,倒産しました  さっきからやたらに揺れるのは、外の道をトラックでも走っているのだろうか。  アイスコーヒーのグラスがうまくつかめないので、野木は行儀が悪いとは知りながら、顎を突き出すようにしてストローをくわえた。ガムシロップを三つも入れたのに、アイスコーヒーはそれほど甘くないな、と思いながらそっと店の中を見回した。客は、野木のほかに誰も居ない。入ってきたときは、ラフなファッションの男の人が座っていたのだが野木がアイスコーヒーを注文するのと同時に、勘定をして出ていった。

怪談ウエイトレス その5

5,糸ループ  野木ちゃんが、今なら大丈夫と言って出ていってしまった。いつもは変な髪型の…

えるも
10か月前
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怪談ウエイトレス その6

6,鬼    マスターが、ムースを作っている。 「ケーキ作りっていうのは理不尽だ。出来不出…

えるも
10か月前
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怪談ウエイトレス その7

7,再び、ゼロハリバートンの男  野木さんが昼飯だと行って、出ていった。 「まりもにいる…

えるも
10か月前
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