子育ての正論は正しいのか
子育てって、自分の価値観やエゴが、一番出るところなのかもしれないなあって思う。
子どもって、一人の人間なのに、気づかないうちに自分の所有物のような気持になっていることがあるんですよね。
自分の中から、他人の言葉から、いろんな意見が飛び交う。
でもね、なにが正しいかなんて、そんなこと誰が決めることが出来るんだろう・・・って思うんです。
義姉のことばから、正論について考えたこと
長男が2歳くらいだったかな。
長男が部屋中におもちゃを出して遊んでいた時に、近くに住む義姉が遊びに来たんです。
「ちゃんとお片付けしなさい!」
私は、次男をみながら、座っていて、長男に声だけ、片付けするように声をかけていました。でも、長男は全然片付けないんです。
私は怒っていたんでしょうね、きっと。
この時、義姉が言った言葉が、
「ぷみらちゃん、子どもに片付けを教えるときはね、一緒にすることが大事なんだよ!」
それを言われた私は、「そんなこと分かっているよ・・・」と心の中で思いながら、がまんがまん・・・って感じでした。
でも、この頃は、次男が産まれて間もない頃で、長男が赤ちゃん返りしてしまって、私の子育てのストレスピークの時です。
ただでさえ、母親としての自信をなくしているときに、さらに追い打ちをかけて、自分を否定されたような気がしたものです。
義姉のことばは、確かに正しいんです。
だから、反論出来ないんですよね。
ということは、自分を責めるしかないわけです。
正論って何だろうなあって思いました。
ドラえもんのことば
先日、YouTubeを聞いていたら、こんな言葉がありました。
正義を貫くと、争いになるんだよね、きっと。
自分の正しいと思っていることってなんだろう?
〝正しいこと〟は正しいのか?
自分の正しさを人に押しつけるだけじゃ、うまくいかないんだよね。
正論って、ホントはだれもが知っている・・・。
でも、その通りに出来ない時っていうのは、何か出来ない理由があると思うんですよね。
そこに寄り添うことが、実は一番大切なんじゃないかなって思ったり、そんなふうに思います。
つらい時にして欲しいこと
冒頭のエピソードで、私が本当はして欲しかったこと。
きっと、子育ての大変さを分かって欲しかった・・・。
そして、義姉が長男と一緒にお片付けをしてくれて、義姉の思う子育ての正論を、言葉じゃなくて背中で見せて欲しかったのかもしれない、って、そんなふうに思います。
人は、いつの間にかSOSを出していたりするもの。
それも、自分で気づかずに、です。
正論で人を追い詰めちゃいけないなって思った出来事でした。
そんな私も、いつの間にか子育て卒業。
もし、孫ができたら、お嫁さんを追い詰めるようなことは言わないようにしなくちゃ(^^;
なんて、いつのことやら。
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