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お菓子の流儀

このGWに社会人になった息子が帰省し、妹家族もやってきて2年ぶりに実家でBBQをしました。 

子どもたちが小さかった頃は、年に数回、こうしてみんなで集まってはしていました。
息子たちの成長とともに、みなが揃って集まることは年々難しくなるのは当然のこと。

今回は、抗がん剤治療中の父が「みんなで集まってBBQできるのも、もう最後になるかもしれない」と、似合わない弱気な発言もあり、父からみんなに声をかけたのがきっかけでした。

真に受けたくはないですが、父の気持ちも理解できます。

おかげで、それぞれがスケジュールを調整して集まり、楽しい時間を過ごすことができました。


BBQの後片付けも済み、デザートタイムに、私から少し前に知人からお土産にもらった『博多ぶらぶら』を差し入れ。この日のために取っておきました。

温かい緑茶を入れて、ホッと一息。

関西人に馴染みのある『赤福』と一見似ていますが、食べてみると…お餅の部分に塩味もあり、こし餡も甘すぎず、素朴な味わいでした。


博多菓匠 左衛門さんのホームページに、書かれている『お菓子の流儀』を読んで、今回にピッタリのお菓子だったな、と。

『しあわせな時間』にひと役買ってくれた『博多ぶらぶら』にも、感謝です✨

私たちは昭和4年の創業以来、「真心ひとつ、味ひとつ」を合言葉に、
材料にこだわり、健康に良い手作りの味を継承しつつ、
現代に合う和菓子、皆様に喜ばれる和菓子づくりに励んでいます。
当社の代表銘菓「博多ぶらぶら」は、北海道産の小豆、そして、お米は佐賀の一等米であるひよく米を使っています。
この菓子は餡と餅でできており、手にとって召し上がっていただくと分かりますが、
餡は下まで入っております。
見た目は悪いかもしれませんが、これが素材を活かした当社の餡と餅。
餡と餅は左衛門の命です。
ちなみに「博多ぶらぶら」の絵のモデルは私です。

さて、お菓子というのは自分ひとりで食べてはいけません。
おすそ分け。それも、お菓子の流儀です。
お饅頭やお煎餅など、自分がお菓子をもらった時は
隣人や知人などにちょっと分けてあげる。
ささやかながら自分の幸せをおすそ分け、という訳です。
「私は、あなたの幸せを願っている」。
その想いは、文章に書かなくても、言葉に出さなくても、
お菓子でそっと伝わるのです。

博多菓匠 左衛門のこだわり より  
https://saemon.jp/ourpolicy/index.html

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