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息子のけが

みなさんは、肘内障(ちゅうないしょう)というけがはご存知でしょうか?

肘内障とは、いわゆる亜脱臼のことです。特に、5歳以下の子どもがなりやすく、一度なるとくせになります。

わたしには3歳の息子がいるのですが、約1年前に母親であるわたしの不注意で、この肘内障というけがをさせてしまいました。

この記事は、子どもが肘内障になったときの体験談について書いています。

特に未就学児のお子さんを持つ方のご参考になればうれしいです。

肘内障の詳しい症状については、下記のリンクよりご覧ください。


きっかけ

ある日、姉弟が風邪で病院(小児科)に連れて行ったときのこと。
小さな子ども二人を病院に連れて行くのは、とても大変ですよね。

我が家の場合は、特に息子が大変。

4歳の娘は大人しいのですが、2歳の息子は…
走る、寝転ぶ、椅子を上り下り…
ジュース飲みたい、外行きたい…
とにかく動いて、大声出してとやりたい放題。

追いかけて、叱って、抱き上げてと、病院に行くときは、いつもわたしの気力と体力がゴリゴリと削られます。

受診を終えて、薬待ちのときも、息子は床で寝そべってケラケラ。
ずっとそんな調子だったので、わたしも疲れとイライラがピークになっていました。

そして、つい抱き上げるときに、強めに腕をひっぱってしまったのです。

そうしたら、

パキッ

と、なんだか嫌な音がしました。
そして、息子が肘(ひじ)を抑えて痛がりはじめたのです。

わたしも何が起こったのかわからず、息子に痛い箇所の確認。

幸いなことに病院にいたので、近くで見ていた看護師さんらしき人が声をかけてくれてました。

そのときに、はじめて肘内障(ちゅうないしょう)という言葉を知ったのです。

整形外科


看護師さんも病院内で治せる先生を探してくれたのですが、残念ながら対応できる方はいませんでした。その代わりに、整形外科の存在を教えてくれたので、パニックのわたしにはありがたかったです。

整形外科には行ったことがなかったので、とにかく近いところで病院探し。

近そうな病院に何件か問い合わせをしましたが、残念ながら断られてしまいました。
整形外科の先生でも、子どもの肘内障に対応できる先生がいなかったようです。

どうしよう


整形外科でも診てもらえない。
さて、どうすれば…

詳しい人がいた!
めちゃくちゃ近い身内に。

わたしの夫、子どもの父親!

夫は仕事柄、けがや病院について詳しいのです。
とはいえ、仕事中。
早く返信がくることを祈って、とりあえず経緯をLINEで送りました。

ブーブー

タイミングが良かったようで、すぐに電話をくれました。

整形外科で診てもらえないなら、整骨院(接骨院)に連絡するように。
家の近くの○○整骨院に連絡してみたら?

整骨院とは盲点!

問い合わせをしたら、2歳の子どもも診てくれるとのことだったので、急いで向かいました。

その間、息子は泣きつかれて、ぼーっとしています。
娘は空気を読んでか、割と静かにしてくれていたような…正直あまり覚えていません。

なんてことしてしまったんだろう…
なんで強くひっぱってしまったんだろう…

病院から整骨院までの30分間、
罪悪感でいっぱいになりながら、車を運転していました。

整骨院


そもそも整形外科と整骨院の違いとは、なんでしょうか?

✔整形外科
医師による診察を受け、症状に対して薬や湿布などを処方してもらえます。

✔整骨院(接骨院)
主に骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷などの怪我に対し、手術や薬を使わず整復・固定といった施術を行います。

交通事故病院HP参照

整骨院は、医療機関ではないため医師の診察や画像による診断、薬の処方などはできません。

詳細は下記リンクよりご覧ください。


整骨院に着くと、事前に連絡をしていたので、すぐに診てもらえました。

触診をして、すぐに処置。
肘(ひじ)を持って、上げ下げを何回かしています。

その時間

10〜20秒

あっという間に治りました。
(ベテラン先生だったので、慣れていました)

肘内障(ちゅうないしょう)は小学生ぐらいまでは、くせになりやすい。気をつけるように。

先生から帰宅OKが出たので、そのまま家に帰りました。とにかく、ほっとしたことを今でも覚えています。

後日談


肘内障はくせになる。
特に小学生になるぐらいまでは気をつけて。

その言葉のとおり、強く引っ張らないように気をつけていたつもりです。

しかし、その後3〜4回ほど肘内障になりました。
ひどいときには1日2回。
しかも、ほとんどが寝返りした拍子にです。

そのたびに、息子に罪悪感を感じますが、
わたしにできることは、速やかに整骨院へ連れて行くことしかでません。

小さいお子さんがいらっしゃる方は、くれぐれも気をつけてくださいね。くせになると本当に大変です。

まとめ


今回この記事を書こうと思ったのは、整形外科の次に整骨院(接骨院)という選択肢がある。
そのことを知らない人が多いと感じたからです。

今回の体験談はあくまでわたしの体験に基づくもので、絶対に正しいというわけでもありません。

ただ、いざというときに、知っているのと知らないのでは、冷静さが全く違います。

息子については、わたしの不注意ですが、小さい子は誰でもなりやすいけがの一種です。

万が一なってしまったときの選択肢のひとつとして、少しでも参考になればうれしいです。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!



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