たびしごと | 美矢川ゆき

仏バスク在住。 フリーライター【執筆メディアpen online等】 1999年から海…

たびしごと | 美矢川ゆき

仏バスク在住。 フリーライター【執筆メディアpen online等】 1999年から海外あっちこっち生活。 海外添乗員歴18年。 文化、風習、歴史など土地と繋がる旅が好き。 スローライフ、海、植物、未来に繋がる生き方 。 WEBパリ手帖 https://paliloa.com

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  • 読書感想

    読んだ本の感想です。

  • フランス・バスク地方に引っ越すまで

    2021年6月。パリ3度目のロックダウン明け。バスク地方に、夏の1ヶ月間滞在。この地に惚れ込み、パリからの引っ越しを決意。新しい部屋を見つけるまでの、2ヶ月間の珍道日記。全10話。

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自己紹介「目指せ、4拠点生活」

はじめまして!ゆきです。 note で「たびしごと」というブログを始めました。 ここでは、「自己紹介」「これからの夢」「どうしてnoteを始めたか」の3点について書きたいと思います。 1. 自己紹介「私の人生は旅」私はこの23年間、1年のほとんどを海外で過ごす生活をしています。 学生時代に油絵を専攻していた為、将来はアーティストになるつもりで人生設計をしていました。 最初の就職はデザインの仕事。 でも、海外輸出用のパンプレットの制作が増えたにもかかわらず英語がまっ

    • 「ロスコって写実的だったんだ…」 パリ・ルイ・ヴィトン美術館のマーク・ロスコ展に行ってきた

      パリのルイ・ヴィトン財団の美術館で開催中の「ロスコ展」に行きました。 昨年の10月からスタートしたこの展覧会は、大人気でいつも混んでいるそう。でも私が訪れたのは、会期も終わりに近付いた3月の初め頃。「さすがにもう空いてるだろう」と思いましたが、噂通りの混み具合でした。ロスコの人気の高さを感じます。 実際に展覧会に行ってみての率直な感想は、見終わったばかりにもかかわらず「ああ、もう一度見に行きたい!」でした。本当に良かった。きっと、会期中に何度も訪れている方も多いのでしょう

      • ハートの丸焦げクッキーの思い出

        先日、久しぶりにフランを買いました。 フラン(仏語 Flan)とは、シンプルなカスタード・タルトのことです。フランスのパン屋さんには必ずと言っていいほど置いてあるので、国民的デザートとも言えます。 「フランを2つください」 お店のマダムに伝えると、「よく焼けているのと、そうでもないのとどっちが良いですか?」と聞かれました。 そこで、改めてショーケースに並んでいるフランを見比べると、確かに焼き加減がまったく違います。 私は焦げ目のあるのが好き。でも、フランが大好物の親

        • 「毎日が夏休み」2024年にやりたいこと100

          年が明けて、半月経ちましたね。 私は、1月11日を再スタートの日に決めて、2024年にやりたいことを100個書き出しました。 考えてみれば、「自分の人生でやりたいこと」を100個書き出したことはありますが、「今年」に限定して書いたことはありません。 実際に100個ピックアップしてみると、書き出されたものは、すごく具体的で現実的なことばかりです。期間が今年1年と短いのがいい! 内容が具体的になればなるほど、すごく忙しいことに気付きました。 私は、「恥ずかしい」とか「完璧

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          2本
        • フランス・バスク地方に引っ越すまで
          10本

        記事

          フランス・バスク地方の寒中水泳大会

          今年ももう終わりですね。 フランスは、まだまだクリスマスイルミネーションが美しく、ホリデーイベントも続いています。 今日(12月30日)は、毎年恒例のビアリッツの寒中水泳大会に行ってきました。今日は4コママンガ的な、完全なる写真日記です。 1位の方は、10分ほどでゴールしていました。 隣に立っていた方の話によると、このレースは岩場で危ないので、事前に選ばれた人が泳いでいたそうです。 大晦日にも寒中水泳があって、そちらは誰でも参加OKだったのですが、嵐の警報が出ているので

          フランス・バスク地方の寒中水泳大会

          今年買ってよかった「粉」〜グルテンフリー生活

          買ってよかったシリーズ「粉」編です。 私はグルテンアレルギーがあるので、家ではなるべく小麦粉を摂らないようにしています。 今年は特に、グルテンを摂るとアトピー症状がひどくなる傾向があったので、小麦粉以外の粉を色々試しました。家には、そば粉、とうもろこし粉、米粉、栗粉などなど、たくさんの種類があります。 そのなかでも今年のお気に入り1位は…ジャジャーン!「ひよこ豆粉」です。 味は、ちょっと甘みがあってまろやか。でもさほどクセがないので、これでパンケーキやお好み焼きを作る

          今年買ってよかった「粉」〜グルテンフリー生活

          買ってよかったものBEST3 〜今年は 「経験」にお金を使った

          初めて知ったのですが、みなさんこの時期は「今年買ってよかったもの」を紹介するのですね。このテーマで書いている方をたくさん見かけるので、読んでいて楽しいです。 さっそく私も書こうと思いましたが、今年は物をほとんど買っていません。紹介できる「物」はないのですが、たくさんの「経験」のためにお金を使いました。 さっそく、ベスト3をご紹介します。 ①旅行 半年ほど、フランス国内のマイナーな都市を転々と放浪。たくさんの美しい景色、魅力的な人、新しい文化に出会いました。同じフランスで

          買ってよかったものBEST3 〜今年は 「経験」にお金を使った

          ついにフランスでもニュースに… 日本のクリスマスケーキ事件

          日本でクリスマスケーキが潰れて宅配されたというニュースが、フランスでも報道されました。 フランスでの記事のタイトルは【クリスマスケーキの倒壊が、国家的スキャンダルに発展】です。 このタイトル、「日本はケーキごときに大騒ぎして…」と、バカにされているのかしら。それとも、「ケーキが潰れたことが大きな事件になるなんて、日本って平和でいいね〜!日本大好き!」という称賛かしら。(そんなわけない) いずれにしても、このニュースが世界で報道されてしまい、なんとも言えない微妙な気持ちで

          ついにフランスでもニュースに… 日本のクリスマスケーキ事件

          ドアの前に置かれていた、謎のクリスマスプレゼント in 仏バスク地方暮らし

          短いクリスマス休暇が終わって家に帰ると、ドアの前に何かが立てかけられていました。 近寄ってみると、チョコレートと手紙です。 手紙の内容は時間をテーマにした詩で、「時間は有限だから大切にしようぜ」みたいな内容でした。 差し出し人は、「下の階の住人」とだけあります。 2ヶ月ほど前に、ケーキや菊の花がドアの前に差し出し人不明で置かれていたのですが、もしかすると、この人だったのかもしれません。 下の階の人に会ったことはないのですが、サーフボードを抱えて、家の中に入っていく後ろ

          ドアの前に置かれていた、謎のクリスマスプレゼント in 仏バスク地方暮らし

          自分がなりたい “妄想プロフィール“ を作ってみた 〜 努力の矛先を決める

          クリスマスも終わり、一気に年末感。 あと6日で今年も終わりですね。 さてさて私は毎年、冬至を目指して周辺整理をします。そして冬至以降は、ひとまず新年の気持ちで過ごしてみるのです。 それで10日ほど経つと、本物の新年がやってくるというわけ。ひと粒で、二度新年を楽しめる感じが好きです。 新年が始まって1ヶ月ほどすると、2月の初めに立春があります。ここで、もう一度再スタートを切れます。 そしてそして、3月の後半には春分も。ここでも再スタートできます。 こんな風に、12月の

          自分がなりたい “妄想プロフィール“ を作ってみた 〜 努力の矛先を決める

          経済効果と環境保護と芸術性の狭間で。 「バイヨンヌのランタン祭」 in 仏バスク地方

          今日はクリスマス! ここバスク地方でも、各地でクリスマスイベントが目白押しです。ほとんどは子供向けのイベントですが、大人が楽しめるものも。なんといっても1番の人気は、バイヨンヌのランタン祭です。 「え?ランタン祭、やるの!??」 実は私、クリスマスイベントのスケジュールを見た時にすごくビックリしました。ランタン祭は、環境問題に考慮して中止になったはずなのです。 それにもかかわらず、突然ランタン祭の開催がアナウンスされました。SNS上でも「え!?ランタン祭って中止になった

          経済効果と環境保護と芸術性の狭間で。 「バイヨンヌのランタン祭」 in 仏バスク地方

          バイヨンヌの光のパレード in 仏バスク地方

          フランスのバスク地方の中心都市バイヨンヌで、今年もクリスマスの光のパレードが開催されました。 パレードといっても小さな街なので、一瞬で終わってしまうのですが…。でも、かわいらしい街並みと幻想的なパレードがマッチして、物語の中に迷い込んだような美しさなのです。 今日は「羽根」をテーマにしたパレードで、白鳥や蝶々が踊りながら闊歩しました。色合いがお人形のドレスみたいでウットリです。大人でも「うわあ♡」となるのです。子供たちの目にはどんな風に映っているのかしら。 2週間前のパ

          バイヨンヌの光のパレード in 仏バスク地方

          ビタミン剤ってすごいと実感… 夏にできたシミが消えた気がする…

          最近、尋常ではないほどに、体がビタミンCを欲しています。毎日みかんを食べても、体がビタミンCをもっと求めている感じ。有機レモンを10個買ってきて、レモンシロップも作りました。でもまだ足りない。もっともっと食べたい…ムムム…。 そして先日、ついに薬局でビタミンCを購入! 久しぶりにビタミン剤というものを買いました。 購入したのは、ビタミンCのタブレットです。フランスは、水に溶かしてシュワシュワにして飲むタイプが多いのですが、これはラムネのお菓子みたいに気楽に食べることができ

          ビタミン剤ってすごいと実感… 夏にできたシミが消えた気がする…

          サン・セバスチャンが19世紀にタイムスリップ!? 「サント・トマス祭」 in スペイン・バスク地方

          今日は、サント・トマス祭に行ってきました! サント・トマス祭とは、毎年12月21日にスペインのバスク地方で開催されるお祭りです。サンセバスチャンの観光局によると、起源は19世紀半ばにさかのぼるそうです。 年末のこの時期、山に住む農民たちは年貢を納める為に、町までやって来ました。町に出てきたついでに自分たちの農作物を売り、地元で手に入らないものを仕入れたそうです。それが、今日まで続くサント・トマス祭始まりとのこと。 この日は、あちこちの広場に露店が並び、食べ物や工芸品が売

          サン・セバスチャンが19世紀にタイムスリップ!? 「サント・トマス祭」 in スペイン・バスク地方

          美術館はないけれど…大自然に触れてセンスを磨く in 仏バスク地方暮らし

          フランスのバスク地方は、スペインのバスク地方に比べるとずいぶんと田舎で、大きな美術館はありません。 美術館は無いのですが、日常の中に大自然が広がっています。こうした自然に触れながら、センスを磨くことができます。 例えば同じ海でも、色が毎日違う。なかなか写真では表せない微妙な色合いなので、なんとか言葉で残すようにしています。俳句にしたり、詩にしたり。あと、絵にしたり。もちろん写真も大量に撮ります。 今日の海も、全体は淡いブルー。でも波打ち際は、ところどころ黒っぽい。白く打

          美術館はないけれど…大自然に触れてセンスを磨く in 仏バスク地方暮らし

          偶然見つけた指輪は、婚約指輪だった

          暮れも差し迫り、大掃除の時期ですね。 せっかく太陽が出たので、ベッドのマットレスを干すことにしました。すると、何かキラリとするものを発見。指輪でした。 以前住んでいた人の忘れ物かな?と思って大家さんに写真を送ると、なんと、大家さんの娘さんの婚約指輪だったのです。 昨年の秋に娘さんがこの部屋に泊まり、結婚式をする前日に指輪をなくしてしまったんだそう。1年以上経って指輪が出てきたので、ご家族みなさんで、とても喜んでくれました。「日本人は本当に正直なのね…」と大家さんに言われま

          偶然見つけた指輪は、婚約指輪だった