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「えっ!同じ通りに住んでるの?」かわいいお店での出会い in 仏バスク地方暮らし

今日は、新しいお店を開拓しました。
前から気になっているのに、一度も入ったことがなかったセレクトショップです。

いや、めっちゃかわいい。
すべてが好みすぎて、気を失いそうに。
なんで今まで入らなかったんだろう?

気になったお洋服を持って、いそいそと試着室へ。そして、外の鏡で念入りにチェック。デザインは好き。あとは色をどうしよう。同じベージュでも、微妙に色が違う3色が並んでいる。どのベージュが自分の肌にしっくりくるか。

悩んでいると、超オシャレなお父さん&息子さんに声を掛けられました。その服装を見ただけで、なんとなく只者ではない感が伝わってきます。そして直感で、すごく好きな感じの方たちだと思いました。

「どっちが似合うと思いますか?」
お父さんが手に持っているのは、個性的なサングラス2つ。素敵な大人だ。

お洋服や雑貨も並ぶサーフショップ。
コーヒーも飲める。

「ところで、君は日本人? 来月、家族で初めて日本に行くんです」

聞くと、青森の海岸線を歩き、スノーボードを楽しんだあと、内陸に移動するそう。温泉にも行くらしい。マニアックな行程だった。

「で、君はバスクには旅行?それとも住んでいるの?」と聞かれ、住んでいる場所の名前言うと、同じ村に住んでいることが判明。

「君、〇〇の近くにあるベンチに座ってたことない?見かけたことがある気がする」

その場所は、私が住んでいる通り。毎日行く場所でした。すると、彼らも同じ通りに住んでいると言うではありませんか。同じ通りに住む、歩いて2分のご近所さんだったのです。そして彼らは、サーファー親子と判明。いいなー、サーフィン…。

「君はサーフィンするの?」

せっかく海の近くに住んでいるから興味はあるけれど、ちょっと怖いと思っている旨を伝えると、すごくいい先生を知っていると言って、息子さんを指差しました。はにかんだ笑顔がかわいい男の子。とてもいい感じのお父さんなので、きっと息子さんもいい子なんだろうな。

「2月に旅から戻るから、うちに遊びにおいでよ。みんなでテラスでお茶をしよう」と、誘ってくれました。最近孤独を感じていたので、嬉しすぎるお言葉(涙) どんなお仕事をして、どんな暮らしをしているご家族なんだろう。奥様も素敵そうだ。

そんなこんなでとても暖かい気持ちになり、久しぶりにお洋服も購入。後ろと前を逆にして素肌に直接着たら、絶対かわいいんじゃないかと思っている。(季節外れの40%オフだった◎) このお洋服をぶら下げて、この冬、お腹に筋肉を付けよう。

さて、なんとなく気になって、家に帰ってからスマホの写真を見返すと、息子さんがビーチでサーフボードを持っている写真がありました。やっぱり!私も彼らを見かけたことがあったんだ。まだ高校生くらいかな。もしかしたら、私のサーフィンの先生になってくれるかもしれない人。

それにしても。親子さんが私に声を掛けてきたのは、きっと私のことを近所で頻繁に見かけていたからよね。向こうは向こうで、「あのアジア人にビアリッツの街で会ったよ」とか言ってそう。

素敵な出会いのお陰で、春が来るのがより一層楽しみになりました。フランスで暮らしていると大変なことも山のようにあるけれど、こういう偶然の出会いがあるから生きるパワーをいただけます。本当に感謝。ありがとう。

ショーウィンドウから見える、
ヴィンテージの布で作ったジャケットがかわいかった。
あと、下(↓)の水着も好み!


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