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生徒会選挙の思い出とアドバイス

生徒会選挙の時期になりました。
前任校は生徒会選挙がありませんでした。
選挙をすると大変なことになる状況だったかららしいです。

・・・どんな状況?笑


というわけで、「選挙をする」というのが久々の感覚です。

生徒会の選挙にでるか悩んでいる生徒に、リーダーの役割には興味はあるが、選挙に出て全校生徒の前で話すのはハードルが高いと言われました。落選するのが怖い、と。


とても分かります。私も選挙がとっても苦手です。人気がないのに、誰からも信頼されてないのに、自己肯定感も低いのに、ただただ出たがりだった私の思い出話です。


選挙の思い出

1回目 小学5年生後期

選挙のことはほとんど覚えていませんが、児童会の書記か何かをしました。役員になったのは、6年生に混ざって1人だけだったと思います。誰か対抗馬がいたような気もしていますが、選挙のことは覚えていません。
冬に6年生の役員の先輩とスポーツ大会を企画したのだけ覚えています。

2回目 小学6年生前期

先輩たちと行った児童会活動がとても楽しかったので、次も懲りずにまた選挙にでました。
6年生だったので、ライバルが沢山いました。
自分は5年生だったから、やりたい事が全然できなかったけど次こそやりたい!という内容の演説だったと思います。

…チャンスがあったのにできなかった人には誰も投票しません。落選が分かり、放課後の教室で泣きじゃくったのを覚えています。選挙でネガティブなことを語るのは駄目なんだと11歳で学びました。


3回目 中学3年生 前期

生徒会執行部ではなく委員長に立候補しました。なりたい委員長の委員会をすでに2回経験していたので自信がありました。11歳の時の学びを活かして、ネガティブなことは一切言いませんでした。
やはり、全校生徒の前で話すのは緊張しました。月1回〇〇をするとか、〇〇を設置するとか、全校生徒がより快適な学校生活を送るために、何をする予定なのか具体的に話すことが大切だと学びました。


4回目 中学3年生 後期

 前期の委員長をこなし、自信がついたため、また委員長がやりたくなりました。同じ委員会を継続すればよかったのに、駄目元だったのか、1度も入ったことない委員会の委員長にチャレンジしました。当然仕事内容もよく分からないので、具体的な話ができず、落選しました。


その時に、当時生徒会長をしていた友人から言われたことが強く心に残っています。

・「~したいと思います」ではなく、「~します」と言い切ること
・具体的にできることを話す。例えば「明るい学校にしたいです」はNG。
・自分が立候補した理由を、具体的なエピソードをもとに語ること。自己開示が大事。


その生徒会長のスピーチは今でも一部覚えているぐらい素晴しかったです。

5回目 高校2年生 後期

選挙の時期ということで、先日職員室で話題になりました。
「誰も立候補しないならしてもいい」とか「副〇〇ならしてもいい」とかその時点でリーダーをする資格はない、という話です。

・・・・その時は黙っていましたが、まさに高2の私。結局締切1時間前になっても立候補者が集まらず、誰もいないなら、そして信頼していた友人が会長をやるならと副会長に立候補しました。
選挙の内容は覚えていませんが、文化祭の内容にふれて何か具体的なことを話したような気がしています。
その高校は、立会演説会での質問コーナーがああったため、一緒に立候補した仲間と、質問に答えられるように沢山準備したのを覚えています。

ちなみに、高校の生徒会活動で学んだことは、
「次の代のために書類を整理して残すこと」です。大人になった今も役にたっています。


思い出してみたら、本当に選挙が苦手だったのか?と思うぐらい、沢山出ていました。人気ないし、落ち込みやすいのに…。


選挙に出る生徒へのアドバイス

 1つ目:なぜ立候補したのか具体的なエピソードとともに語る。


先輩のこのような姿を見てこうなりたいと思った、友達にしてもらったことが嬉しかったから全校生徒に広げたい、自分が経験したような辛い思いを誰にもしてほしくない、などです。
暗くならないように気をつけないといけませんが、辛かった過去や後悔していることを話すとインパクトを残しやすいようにも思います。

2つ目:自己アピールをしましょう


リーダーをして学んだこと・成功した体験や、委員長ならその委員会で自分が役に立てた経験を語ります。就活でも同じですが、実績は大事です。ただ、自慢っぽくならないように話し方には注意が必要です。

3つ目:公約は具体的に


笑顔溢れる学校にします。
みんなが楽しいと思う場所にします。
挨拶ができる学校にします。

・・・その次が大切です。そのために、具体的に何をするのかが大切です。

玄関に立って挨拶運動をするとか、昼休みに全校生徒が関われるイベントを開くとか、笑顔になれる言葉を放送で紹介するとか…。

この具体的にというのがみんな苦手で、ありがちなのが、以前やっていた取り組みがよかったので継続したいですパターンか、意見箱で募集しますパターンのどちらかです。そんな自分も過去の記録を見たところ、中3でも高2でも意見箱を設置していたことが判明しました。

具体的にすることが決まったら、~したいと思います、ではなく、~します!と自信をもって話すとなお良いです。

4つ目:タブレットやメモは見ない

演説の内容を練習して覚えているというだけで、熱意が伝わり、任せられるような気がします。言葉に詰まったとしても、見ないで言おうという気持ちが何よりも大切です。

5つ目:ネガティブなことは言わない

当たり前といえば当たり前ですが、全校生徒の今の姿に対して悪く言ったりすると、票が激減します。後、前任者に敬意を表すことも大切かと思います。


・・・はっきり結果が出る選挙。やはり苦手です。
しかし、それこそ経験がある自分だからこそ   迷っている生徒の背中を押すことができる気がします。挑戦しようという生徒がいたら、全力で応援したいです。



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