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ビリギャル小林さやかさん流「やればできる」

2019年2月10日(日)越谷商工会議所青年部主催による、ビリギャルこと小林さやかさんの講演「やればできる」を会場にて拝聴させて頂きました。

ビリギャルの実物からお話を伺う前日には下準備として、有村架純さんとチビノリダー(伊藤淳史さん)が主演の「ビリギャル」をamazonプライムビデオで観て勉強しておきました。「ひよっこ」の演技も良かった有村架純さんのカワイさが際立ちつつも、吉田羊さんが演じるああちゃん(母親)役に存在感の強さを感じていました。実際のところ、ビリギャルのキーマンはああちゃんであり、ビリギャルを書籍化するキッカケとなった人とのことです。「大学合格のための勉強術」や「不可能を可能にする方法」を伝えたいという思いよりも、小林さやかさんを常に支えてくれていたああちゃんに対する感謝と、ああちゃんが向き合っていた葛藤や苦労、世間からの偏見を解消したいという思いが出版の背景にあったそうです。


©2019 nakayan. Photo source by nakayan.

小林さんの講演を拝聴した率直な感想としては、「うっ!やばい!!私も慶應に行きたくなってきました!!」という感じでした。それくらい、モチベーションを高めて頂いたということです。講演は受験生向けと思われがちですが、寧ろ今現在自分は大学受験なんかとは無関係だと思っている高校生や中学生、或いは、親との関係がうまくいっておらず何らかの問題を抱える10代の人たちに向いています。それ以上に、子供との関係がうまくいっていない親たちに向いており、親たちこそが積極的に話を聴くことで自分を変え、子供への接し方を変えるキッカケにした方がいいのではないかと私は感じました。親子が一緒に聴くことで、親たちが行動を変える起点としても、不自然とならないキッカケになるのではないでしょうか。

小林さやかさんは流石に振動数がとても高い人でした。振動数とは、水の中の分子の活動のようなものです。水は分子の活動が高まると体積を膨張させ自由で活発な気体へと変化します。逆に、分子の活動がなくなると熱が失われたカチコチの個体へと変化します。小林さんはご自身の高い振動数により会場内の人たちの振動数も高めてくれる感がありました。日本人の中には、行動力ある人の振動数を下げようとする人が多いですが、恐らく、ああちゃんや坪田先生も、小林さんと同じく振動数を高めてくれる人たちであることが伺えました。

小林さんのプロフィール紹介の場面では、「おいおい司会者!その紹介で大丈夫か?!」というやや失礼気味な印象がありましたが、寧ろその後に展開されるお話の前フリ程度でしかなく、そこで「大丈夫か?!」と感じるのは、既に頭が固くなっている証拠だったようです。「なにそのさやかのプロフ〜〜、まじ、ウケんだけどぉ〜〜、鬼ウケ〜〜」みたいな反応が出来ないとダメなんだと思います(笑)

小林さんの「皆さんは、誰でも、やろうと思えば必ず出来るんです!先ずやってみなはれ!」というニュアンスも、とても素晴らしかったです。大抵の日本人はやろうと思い立ちません。寧ろ、やらなくて良い言い訳ばかり探します。「あなたはそもそも別格(天才)だから出来るのでしょう」みたいな人たちや、「自分も行動さえすればいつでも出来るけどやらないだけだ」というような、自分が行動しない事を正当化しようとする人たちに分かれます。後者の場合は、実際に行動する事で自分には出来ないという事実と向き合う事を怖がっているために動けないだけという人も多くいます。

小林さんは、「もともと頭が良い人間でなくても、誰でも本気になって努力をすれば、行動をすれば、逆境を乗り越えてワクワクした未来を掴むことが出来るのだ。ただし、結果を掴むためにはそれなりの努力が必要であるのだ。」ということを教えてくれます。世間はプロセスよりも結果で判断してくるので、結果を伴った努力でなければ無駄になってしまう。結果への執着心と人並み以上の努力が不可欠であると教えて下さいました。

私の見る限り、小林さんの持つ差別化要因は、「行動力」と「結果に繋げる実行力」にあるのではないかと感じました。「結果に繋げる実行力」の中には、自分の力になってくれるメンターやコーチングメンバーを含めた「チーム構成力」もあります。更に「チーム構成力」に必要な要素は、チームに参加したいと思わせる人柄を含めた人間力であるとも言えます。簡単に言うならば、人から愛される「愛嬌」のことです。コイツと一緒にいれば成功出来るというような漁夫の利的なイメージではなく、コイツと一緒にいる事で失敗しても良いかなと思わせる人間性と言えます。失敗しても後悔はないと思わせる要素があるからこそ、逆に成功確率が高まります。

最後に、人間的要素があってこそ活用できる「ビリギャル流不可能を可能に変える 5 つのコツ」をざっくりとまとめますと、

①根拠のない自信を持つ
②自分がワクワクする目標を設定する
③目標に対して具体的な計画を立てる
④目標や夢を公言する
⑤憎しみをプラスの力に変える
 ※詳しくは、坪田先生の書いたビリギャルの本に書いてあるそうです。

更に、小林さんが親たちに伝えたいことは、親子の関係を良好に保って貰いたいからこそ結果に繋がりやすい、「Beingで褒める」ということ、「Youメッセージ」ではなく「Iメッセージ」を伝えるということを実践して欲しいとのことです。

©2019 nakayan. Photo source by nakayan.

最後に、「あなたは、未来に対してワクワクした希望はありますか?」「未来は変えることが出来るのです」というメッセージを下さいました。

©2019 nakayan. Photo source by nakayan.

小林さやかさん、とても振動数が高まる講演をありがとうございました!!


※こちらは2019年2月10日(日)のnakayanさんの連続ツイートを読み易いように、補足・校正したブログ記事になります。


中山兮智是(なかやま・ともゆき) / nakayanさん
JDMRI 日本経営デザイン研究所CEO兼MBAデザイナー 
1978年東京都生まれ。建築設計事務所にてデザインの基礎を学んだ後、05年からフリーランスデザイナーとして活動。大学には行かず16年大学院にてMBA取得。これまでに100社以上での実務経験を持つ。
お問合せ先 : nakayama@jdmri.jp

記事:MBAデザイナーnakayanさんのアメブロ 2019年2月11日付

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