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小雪や富士山頂にまだら雪

小雪は、七十二候では「しょうせつ」と読みます。おとといの夕方「富士スバルライン」で五合目まで。冠雪しているとはいえ、地肌が見えていました。

二十四節気【小雪】のに入ります。
文字通り、小雪がちらちらと降りはじめるころです。「小とは寒さまだ深からずして、雪いまだ大ならざるなり」「冷ゆるがゆえに雨も雪となりて下るがゆえなり」(暦便覧)

冬の六つある節気を三分割して、初冬〔立冬(11月7日).小雪(11月22日)〕・仲冬〔大雪(12月7日).冬至(12月22日)〕・晩冬〔小寒(1月5日).大寒(1月20日)〕とします。

立冬と冬至の間に、小雪と大雪(たいせつ)があります。しだいに冬が深まり、雪がひんぱんに振るようになっていきます。12月6日まで。

小雪 Sh?setsu ・Virgin Snow
“Chilly Season. ”“Rain becomes Snow.”
(chilly;寒い 冷たい) November 22-December6

  ダウン来て富士の五合目四人立つ
    平和を祈る手のあたたかさ

愉快な四人の仲間の「天空ツアー」は、富士山が目的地でした。初日の五合目の駐車場では係員から、凍結がはじまっているから気をつけて走るようにと注意されて。泊まった「登り坂ホテル」の朝、窓を開けると、富士山が見晴らせました。朝霧高原をドライブへ。
「北口本宮冨士浅間神社」が手作りの納経帳のはじめになりました。次は「河口浅間神社」「富士山本宮浅間大社」へとまわりました。
昼食は東海道・丸子宿の「丁子屋(ちょうじや)」へ。松尾芭蕉が「梅若菜丸子の宿のとろろ汁」と詠んだ名物を、丼三杯もおかわりを。心もからだも喜んだ「天空ツアー」でした。

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七十二候の【虹蔵不見】に入ります。
「にじかくれてみえず」と読みます。一年を72に分ける七十二候の58番目です。二十四節気「小雪」の初候になります。雨が少なく、虹が見えなくなる時期です。11月26日まで。
二十四節気「清明」の末候「虹始見(にじはじめてあらわる)4月15日」に対応しています。

雨の水滴がプリズムの役割をしてできるのが虹です。雨が少なくなるこれからは見えなくなるわけです。

虹蔵不見 Niji kakurete miezu “Rainbows hide.”
November 22-26

冬の雨あがりや、 ひと時雨(しぐれ)のあとに、思いもかけず見かける虹は、真夏のように鮮明ではありません。でも、あわい日ざしに、かかっては消えるそのようすは、はかなくも美しい。

あなたが幸せでありますように 
琵琶湖のほとりの草庵にて
#エッセー #二十四節気 #七十二候 #小雪 #虹蔵不見 #富士山 #俳句 #短歌

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