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二十四節気の【清明(せいめい)】に入ります。

「清明」は「清浄明潔」の略です。清らかで明るい季節になりま
した。春気玲瓏にして、天高く青く澄み、色とりどりの花が咲き
乱れ、蝶は舞い、万物に晴朗の気があふれる。春たけなわです。

清明や
 夢と現(うつつ)の
  はざま消ゆ
       一歩
はざまとは、あいだのこと。考えてみると高血圧による心不全で
緊急入院してからちょうど一年がたちました。脳出血も併発して。
これは夢か、現(うつつ)か。ようやく、意識が「清浄明潔」となり、
ここから一歩を踏み出そうとしています。そこで俳号(俳句を作る
ときの雅号のこと)を「一歩」としました。新たな出発です。
よろしくお願いします。

初音聞く
 木の間隠れに
  影もなし

散歩の途中にウグイスの初めての声を聞いたのですが、姿は
見えませんでした。そのかわり、桜の中に。 

清明の
 花に蜜吸う
  メジロかな

Seimei 清明「Pure Brightness」「Pure and clear」
Pure Brightness” or “Pure and clear” or
“Clear and bright”
“Everywhere is filled with fresh and pure air.”
〔brightness;明るさ 輝き pure;純粋な clear;明るい
fill;満たす〕 April 4-18

春の節気は三つに分かれます。
初春:立春(2月4日).雨水(うすい 2月19日)
仲春:啓蟄(3月5日).春分(3月20日)
晩春:【清明】(せいめい 4月4日).穀雨(こくう 4月19日)

県立総合病院の主治医のところに8週間に一度、妻の車の
運転で通っています。その途中のことでした。

清明の
 空に薄墨桜咲く
神代のいぶき
 今に伝えて

琵琶湖にそそぐ野洲川湖畔の薄墨桜で、根尾谷薄墨桜
(岐阜県。樹齢1500年)の実生から育てたものです。
薄墨桜は継体天皇お手植えの伝説もあります。

#エッセー #物語 #二十四節気 #清明 #俳句 #短歌 #ローカル七十二候マラソン
2024.04.4水曜日15.45
ありがとうございました。
真の愛の語り部 川元一郎

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