【季節とともに生きる】
染井吉野の散るのを見ながら高血圧による狭心症で緊急入院しました。八重桜のときに病院内で脳出血で倒れ、寝たきりに。しばらくして車椅子でリハビリ専門病院に転院し。雨の雫が窓に打ちつける梅雨の間は、自転車こぎなどリハビリに励んでいました。
やがて、足に簡単な装具(補助具)をつけて杖をついて歩けるように。真夏の
午前中に若い女性のリハビリの先生と近くの公園に散歩へ。四か月ぶりの
外の空気はまるで緑のジュースのようにおいしかった。
左身の
手と足先に痺れあり
リハビリ励み
一喜一憂
退院して二か月近くがたちます。リハビリの大きな目標としていた朝の散歩が習慣になりました。最初は4000歩ほどを70分ほどだったのが今では55分ほどに。肉体で進歩が実感できるのはうれしいものです。
散歩の途中の小川で翡翠(カワセミ)が小魚を獲る姿を見かけました。
白き秋
枝の翡翠
水面刺す
ようやく二本足だけで歩けるようになりました。
秋澄むや
一歩一歩を
杖もなく
小川の土手に彼岸花が。いつもの年は秋分の日(9月23日)には大いに咲いて
いるのに、 開き加減で。今になってようやく咲きそろってきました。
この花は別名曼殊沙華(まんじゅしゃげ)といいます。これは梵語(サンスクリット語)で天界に咲く赤い花の意味です。
気温が20度ぐらいに下がると突然現れるといわれています。いよいよ本格的な秋ですね。
9月29日は旧暦八月十五日で、今日夜空に見える月は【満月&十五夜月】。
中秋の名月です。月は日暮れの頃に東の空から昇り、翌日の夜明け頃に西の
地平線に沈んでゆきます。
名月やしばし忘れて光受く
この月は芋名月ともいわれています。日本に稲作が広まる前には里芋が主食でした。その収穫祭を祝っていたのです。
今宵月見団子をおそなえして、里芋のにっころがしを食べようかな。
月光のソナタ(ベートーヴェン)を聞きながら。
2023.09.29金曜日17.36
ありがとうございました。
真の愛の語り部
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