鈴暈

『織田作之助と太宰治、故郷の使い道。』、『無頼派の歓談』、『アメリカ映画が象徴するアメ…

鈴暈

『織田作之助と太宰治、故郷の使い道。』、『無頼派の歓談』、『アメリカ映画が象徴するアメリカのヒーロー像とは』『フリースクールにおける難しさを抱える子どもたち』。織田作、太宰治、田中英光初めとした無頼派が好きです。/人生をかけていろいろ学び中。お絵描きすき。

最近の記事

『秋の暈』

こういう刹那的な文が一等好きです、織田作の感性どうなってるんだ。秋の随筆集を書くとなってこんな綺麗な書き出しから始まるのずるい。 という織田作惚気は放っておいて、もの寂しさから本稿を書こうと考えました。 近々異動するのでほんの少し寂しいです(嬉しいとか楽しみなのもいっぱいですが)。あと、異動先の先輩(上司)と「幸せには終わりが見えちゃうよね」って話をしました、寂しいです。ごめんなさい。ドン引きしてましたよね。多分。 意外とめそめそしがちで緊張しいで心配しいなことは自分がい

    • 『ヨハネによる福音書』

      意外に知的なことも好きなので、聖書を読むこともあります。大学の講義で聖書について学んだのもいい思い出です。 好きなのはヨハネ伝(ヨハネによる福音書)第12章24節のキリストの言葉です。「一粒の麦地に落ちて死なずば、ただ一つにてあらん、もし死なば多くの実を結ぶべし」アンドレ・ジッドの本ですね。某文豪漫画では織田作の敵役になってた彼でしたが…評論『ドストエフスキー』が結構面白くて好きです。織田作は置いといて。(あらゆる媒体の織田作の存在が好きです。) そもそもほにゃほにゃ伝とか

      • 『土曜夫人』

        日記の様に毎日noteを書いている方に触発されて、本、音楽、何かしらの消費についての所感を書き留めておこうと思いました。 趣味は読書、映画鑑賞……消費行動ばかり。お絵かきはしますが、大層な絵は描けないので、生産(創作といえば聞こえが良いのだろうか)活動の一環となれば幸いです。 初筆ですが、書き留めるのは織田作之助の絶筆です。 織田作の好きなところは挙げ始めるとキリがないですが、 ・あくまで日常を書きたがるところ ・↑の為にミステリ展開を作らないところ ・自意識過剰でかわい

      『秋の暈』