ワム！の「ラスト・クリスマス」。

この曲を耳にしたことがない人はいないのではないでしょうか？

1984年のこの曲をモチーフとして生まれた映画です。

全編、ワム！の「ラスト・クリスマス」がいろいろなバージョンで流れています。

脚本・主演は「いつか晴れた日」でアカデミー脚色賞を受賞したエマ・トンプソン。

ロンドンのクリスマスショップで働くケイト。
華やかな店内で妖精エルフのコスチュームに身をまとうケイトは仕事に身が入らず、乱れがちな生活を送っていた。
そんなある日、ケイトの前に不思議な青年トム現れる。
トムはケイトが抱えるさまざまな問題を見抜き、彼女に答えを導き出してくれた。そんなトムにケイトは心をときめかせるが、2人の距離は一向に縮まることはなかった。やがてケイトはトムの真実を知ることとなるが……。　　　　映画.comより

前半、ロマンチックコメディです。

ケイトがトムの秘密を知った　＝　観客・私も秘密を知ることになります。

（トムの秘密だけでなく、ケイトの秘密も観客は中盤で知ることになるのですが）

ケイトがトムの秘密を知ったとき、視えていた世界が変わります。

（ちなみにトムは、ゲイでも妖精エルフでも天使でもありません。）

ケイトは強く、明るい。

ラストいろいろ変わっていき、明るいエンディングです。

家族のボタンの掛け違いも、ボタンを外してまた掛け直せばいいと思えます。

「ラスト・クリスマス」は、「昨年のクリスマス」です。