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東大医学部の卒業式で見た、親の共通点

東京大学の卒業式へ行った。そこで見た「親の共通点」がはっきりしていることに衝撃を受けたので、話そうと思う。誤解を生まないように説明しておくと、私の卒業式ではない。参加の理由は、今回の記事では関係ないので省かせていただく。

東大の卒業式は例年2日間にわたって行われる。22日は修士と博士、23日は学部生だ。1日の中で3部制に分かれており、学部によって式の時間が違う。私が見てきたのは22日の第2部で、農学部・薬学部・医学部などが対象だった。

卒業生は安田講堂で参列するが、卒業生の家族は安田講堂から少し離れた「御殿下記念館」という、地下の体育館みたいな会場でZoom中継を見る。Zoomは安田講堂の全体を映してくれているから、卒業生の顔の様子がよく分かる。

みんなちょっとくたびれているか、疲れている。修士と博士という年齢のせいか、学部生のように生き生きとした顔の人はいない。「この後もやること、たくさんあるんだけどな」というような、嬉しいけど困ってもいるような人が多いのが印象的だった。

ただ学生は、皆が似ているわけではない。「あなたは勉強ができて、本当に良かったね……」としみじみしてしまうレベルのチー牛もいれば、はっとするほど美しい女性もいた。他にもベビーカーを引いているパパや、中東やアジア圏など外国籍の人がいたりと、色んな意味で多様性があった。しかし家族会場で辺りを見渡してみると、親に多様性は全くなかった。

特に際立っていた共通点について、今回は説明しようと思う。

断っておくと、私は有料記事が嫌いだ。「大したことない情報のくせに、わざわざケチな金取りやがって」といつも憤っていた。あえて有料記事にした理由は、簡単に言うと炎上を防ぐためだ。記事の中ではセンシティブな内容にも触れるため、身を守るために有料にさせていただく。ご容赦いただきたい。

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