見出し画像

【本】フード左翼とフード右翼 食で分断される日本人 (朝日新書)

フード左翼とフード右翼 食で分断される日本人 (朝日新書)

速水健朗 (著)

マクロビやビーガンなど健康志向・富裕層が好む食事、マクドナルドやスーパーなど中流階級がとる食べ物などをひもとき、政治とからめて分かりやすく解説してくれている本。

子どもへの食のこだわりようの温度差をはじめとして、ビーガンの友人を家に呼ぶことになり献立に頭を悩ませたり、インド人の同僚を接待に招く際お店選びに困ったり。「なんかこの人とは食の趣味が合わないな」という人は、時には出会うこともある。そのモヤモヤを言語化してくれており、読むと「あ、そういうことだったのか!」と思考回路の整理ができて、スッキリする。

最も身近な『食』を通じて政治と絡めていることも面白い。すべての歴史が、これくらい分かりやすく解説されたらいいのに。

サポートいただけると嬉しいです。皆さんが元気になるような文章を書くための活動費に充当いたします。