「もう学校には行けない。」

ある日、娘が突然そう言いだし泣き出した。

この日から娘は学校に行けなくなった。
小学校３年冬の事だった。

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もうあれから10年以上の歳月が過ぎた。
もういいだろう。
この体験が誰かの参考になってくれたらと願い、noteにしたためます。

注）いつものmegumiとはちがう強い母の姿をnoteします。

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娘のいじめと不登校。

正義感が強く、弱い者いじめが大嫌いな娘。

出る杭は打たれる。
まさにそんな感じだったのか？

クラスに強い女の子がいて、その子にいじめられている子達をいつもかばったりしていたようだ。

いじめの主犯は、自分の仲間に入れたいに違いないが、そんな仲間に入る事は絶対にしない娘。

だんだん孤立していったようだ。

いじめられていた子たちは元々がおとなしい子達だから、娘が孤立してても助けてくれる事はなく。。。。

とうとう集団で（7対1）追い詰められて行けなくなってしまった。

いくら口では負けない娘でも７対1では太刀打ちできなかったようだ。

裏庭に呼び出され、ひどい言葉も投げかけられたようだ。小3で。。。

#おまえ死ね

娘は驚き傷つき

泣いて泣いて泣いて。。。

その日からとうとう行けなくなった。

担任にはもちろん言ったが、

何も無かった事にしたかったようで

#証拠がないとか？

娘が休んでいても連絡すらない。。

不登校扱いにされた。

もしこの時にすぐに行動に移してもらえていたら、傷は浅く済んだはずなのに。。。。

#先生失格

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「インフルエンザでお休みします」とある時電話をすると

「あー良かったぁ」という始末😩

この先生に何を言っても無理だ。

4年にすぐになるのだからと何となくやり過ごす事にした。

しかし最悪な事に
4年生はクラス持ち上がりだった💦

解決もされないまま、

担任は初めて先生になった大学出たてのお兄さん😵😱

何が何だか？？？

校長も知っていたのに、先生になりたての若い経験のないお兄さんに押し付けるなんて、
ひどい話だ。
#先生も可哀想

学校に出向いて話をしても、

生徒指導？の先生は形だけの聞き取り😞
何もする気もない様子。
来れないのは次女も悪いからという。
行けば行くだけ話せば話すだけ虚しくなった。

#親もいじめにあっているようなもの

#傷つく

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最近のいじめというものは、大人のわからないようにこっそりやる。

陰湿だ。

裏で主犯が指示し、

無視をしたり、
意地悪をする。
断れば自分が対象になるから断れない。

#逆らえない

子供だけでは、どうにもならないと事だと諦めていた。

でも、全く全然何もしてくれない、

全くいじめを認めない学校に対して、

私は我慢できず、

1人で教育委員会に乗り込んで行った‼️

娘を信じていたから。

娘が可哀想だから。　

娘の名誉を守る為に。

子供の為なら何でもできるのがお母さん💪
#強くなれるのだ

でも足はガタガタ震えてたのを覚えている😵

#心臓が口から出そう

その時は親身になっていた聞いて味方になってくれたように見えた担当の先生も、

しょせん先生同士の仲間内

教育委員会といっても縦社会。

自分の上司に意見など言える事もなく、
形だけの学校訪問し、
学校長に美味しいコーヒーをいれてもらい丸め込まれたのか？

その日から
「あなたも校長にコーヒーを入れでもらった事ありますか？あんなに美味しいコーヒーを入れられる方に悪い人はいない」
うむ？？？？？
意味の分からない事を言い、
コロッと態度を変えられ放置された。

またまた虚しくなった。あ〜やっぱりだめか⤵️

そして、学校に期待はできないとすっぱりと諦めた。

#やるだけやった

ただ、教育委員会の1人だけ、ご自分のお子さんも学校に行けなくなった経験のある先生のみが、電話で様子を見続けてくれた。（これも事務的仕事だったのかもしれない）

#不信感

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学校に行く事はもうないのかなぁ。
やるだけやったし。
まあいいやと

半ば諦めかけていた頃、

奇跡の転機が訪れた。

4年生になって、学校に行けない状態が続き6月になっていた。

さすがに
男の子達がおかしいぞ？とママ達に言い出してくれたようだ。

「Hが来ない。
Hが来ない」と騒ぎ出した。

次女は男の子に人気があって友達がたくさんいた。

#これもいじめの原因か？

よくお店に寄って
「Ｈ元気？」と心配してくれてたのは男の子達だった。

女の子達は自分に非があると親には絶対に言わない。怒られるのが分かっていたからかなぁ？

学校に通わなくなってから半年が経っていた。

お店に娘の事を心配して寄ってくれた男の子N君のママさんに今までのいきさつを簡単にお話しした。

「はぁ？半年も？学校は何をやっているの？」と、

その翌日、
クラスのママ達が校長室に押し掛け、

物凄い剣幕で

「子供が半年も学校に通えてないとはなに〇〇小学校は何をしているのだ！」

と言ってくれた、

と聞いている。

そして担任にも　

「何もできないなら先生辞めちゃえ」

と言って泣かせてしまった、

と聞いている。
#先生ごめんね

ちなみに

私は何も頼んでないし、

指示もしてない。

お母さん達の独断での

愛の行動だった。

しかし先生達は私の指示だったと思っていたようだ😅あの時の学年主任に睨みつけられたのを今でも忘れない😞

いやいや。私そんな権力ないよ〜😭

#辛い

ただ、私が自営業者でお店を構えていたから、

窓口が開いていたから、

このようなミラクルも引き起こせたのかもしれないと思う。

この事をきっかけに急展開！

#良い風が吹き出した

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その後、やっと校長の許可をもらえた担任が。。。

毎日、毎日電話をしてきた。

自分に出来る事を精一杯で動き出す。

若いっていいなぁ〜

放課後、誰もいなくなった教室に行けるようになった次女と、
好きな漫画の絵を一緒に書いてくれたり、勉強をみるというよりは遊んでくれた。

その時夢中になっていたリボーン↑を描いていた。

2人の間に着実に信頼関係を築き始めた。

（ちなみに今でも4年の時の担任の先生とは仲良くしてます。）

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そして、放課後は男の子達と遊んだ。
ママさんのご協力で、お家に行かせてもらい、男の子達が娘を癒して？くれた。
野球やサッカーをやっていたようだ。

時々娘を学校に連れて行き、担任の先生にお願いして帰ろうとすると、

担任の先生を先頭に、
娘を男の子達が囲い娘のボディーガードをしてくれた。

#4〜5人体制

その光景を思い出すと今でも涙が溢れる。

いじめの主犯は男の子達には目星が付いていて、娘の所にその子が近くとパッと男の子達が間に入って防いでくれてたようだ。

娘と主犯の子が2人になる事がないようにみんなで守ってくれた。

泣かせるではありませんか。

なんて素敵なボディーガード達👏
なんて素敵な連携プレー👏
なんて素敵な男の子達👏

こうなると、学校側もいよいよ変わらざるを得ず、重い腰をあげて動き出した。

全面的に娘を守る体制ができた。

5年になるときのクラスメイトは、いじめに関与してない子を選んでくれた。

クラスの男の子とママ達のお陰で娘は救われたのだった。
そして、
ガチガチの学校側（校長）をも動かしたのだ！

娘は幸せ者だ。
これをミラクルというのか✨✨✨✨

今でもあの時の先頭に立って頑張ってくれたN君のママの事は忘れてない🙏一生忘れない。
素晴らしいママさんとのご縁に感謝しない。

#足を向けて寝れない

そして、私は最後まて娘を信じ抜いた。
私が信じてあげなくては誰が娘を守る事ができるのか。

確かに小さな子が言うことは、正確ではないかもしれない。
だからといって、全く相手にしてくれないった、あのときの3年の担任は？
５年になり校長が変わり、

なぜか退職した。

あの時の校長、教頭にいじめを隠ぺいしろと言われたから何もしなかったのか？
校長も教頭も代わり、立場が悪くなったからか？
今となっては想像に過ぎず真相は分からない。
理由は親の介護との事だった。

後味が悪い。

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ただでは転ばぬ我が家

《行けなくなってからの生活編》

さて、我が家では、学校に行けなくなってからの生活はというと・・・

これが意外に平穏な暮らしぶり。

しばらくお家でのんびりし、
勉強はパソコンで補い、
学校に行けない事を特に気にする事もなく😅日々を過ごしていた。
（元々長女が身体が弱く学校には通いたくても通えない環境だった為）

でも、この時間は大切と思い、何か自信を付けされる事をさせよう！と考えた💡

そこで〜

１年生から習っていた

「タップダンス」

ちょうど、
東京のタップの祭典に出場できるオーデションがあり、
自分の意思で受けた。

泣きながら泣きながら練習し、
緊張で、これまた泣きながら吐きそうになるほど緊張しながら受けた

『東京でのオーデション』

見事に合格👏

そこから、明けても暮れてもタップダンス。
悲しんでいる暇などない。
たいして上手ではないので必死💦

レッスンの為にほぼ毎日、

静岡から浜松まで通い続けた。

もちろん私が毎晩お休み返上で送迎し全力で応援した。

そして、頑張り抜き
５年生になった

四月の春

3000人収容の大きなステージで

3ステージ踊った。

それは楽しそうに。
娘はキラキラ✨✨✨していた。
そして、彼女の自信に　へと繋がった！
ステージの大観衆の快感を味わってしまったのだ。汗
この体験は娘の今後に大きく関わる事となった。

そして、もう一つ

『お習字』

お正月の静岡市の恒例のお習字の大会で、

とても良い賞を頂きトロフィー🏆と賞状を頂いた。

着実に着実に自信をつけた。

タップの先生、お習字の先生感謝いたします。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

その後の娘の小学校生活は実に充実していた。

校長先生が代わり、

理解ある素晴らしい先生になった。

5年の担任の先生の全面的な

ご協力もあり、
学校は休まず通い、
学年の中心人物になっていった。
様々なイベントの中心になり、バリバリ自己の表現の自由を楽しんだ。

沢山のお友達と楽しい小学校生活を無事に終えた。

いかに校長の存在が大きく、

担任の影響が強いか。
娘ではっきりとした。

6年の時、娘をいじめた主犯の子が、明らかないじめをし、学校全体で要注意人物となった。
いじめをする子は変わらずいじめをし続ける。ターゲットが変わるだけだ。理由がきっとどこかにあるのだろうから、彼女の事も心配だと思う。

娘はいじめられている子に「もうずぐ卒業だから頑張ろ」と励まし続けたそうだ。

いじめはなくならない。

だから、こちらも守らなくてはならない。
その子と中学で一緒になったら大変と、 

急遽6年の冬に中学受験を決めて😅

慌てて冬季講習会に行き、
何十倍もの難関を奇跡的に突破し
見事に合格してしまった😅

校長室で娘は大泣きし校長先生と喜んだ。

見事にあの時の屈辱を覆した。
#ただの不登校と言われた事

６年でいじめられていた子も中学受験をした。

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今、学校に通えなくて悩んだり、
苦しんだり、
引目に思ったりしている親子さんがいらしたら、そんな事ないと強く言いたい。

#あきらめないで

学校に行けないから悪い子ではない。
学校が全てではない。
学校に通う事が苦手な子も居ると思う。

コロナ自粛で、ステイホームが始まった時、良い時代が来たな心から思った。
選択できたらいいのにと思う。

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身体の弱い長女の存在

元々、長女は学校に通う体力がなかった。

学校に行くと体力を消耗し、点滴入院してした。だから中学までほとんど通う事ができなかった。

そんな長女の存在が、

正義感の強い、弱い者いじめを許せない次女を作り上げたのだ。

長女はコツコツと自力で通信高校卒業し、

通信大学へ入り資格を取る勉強を続けて今4年生。

着実に、その資格の仕事に最近転職した。

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普通という言葉に負けないでほしい。

普通って何？

普通の枠に治らない子はみんな悪なの？

世の中にはグレーゾーンの子供たちが沢山いる。
うちの長女もその1人。

国も県も市町村も学校も病院も守ってくれない。
どこも居場所がない子。
家庭で守るしかない。

そんな子供達が伸び伸びと生きられる所があったらと、20年ほど前にお友達と学び舎みたいなものを作りたいと相談までしてたなぁ。
実現できなかった。

コロナから、時代が変わりそう。
価値観も仕事も教育も。
今まで生きにくかった子供達が、伸び伸びと罪悪感なく暮らせる時代が早く来てほしいと願う。

そして個性を伸ばし世の中で誰よりもキラキラと輝く事を強く期待し、私に出来る事を探して行きたい。

そして、次女は夢に向かって頑張っている。

次回はグレーゾーンについて熱く強く語らせていただきたい。

最後までお読みくださりありがとうございました。

megumi😘