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散歩が苦手

「隣の芝は青い」という言葉があるように
何かしら愛犬のことで問題を抱えているとき、身の回りの犬たちがとても素晴らしく見えることがある

「なぜ、あの子たちのようにできないのだろう・・・」

くらべてはいけないと思いながらも、ついそう感じてしまった方も多いのではないでしょうか。

また実際にトレーニングを開始して、なかなか思うように進まないこともあります。なぜ上手くいかなんだろうと・・・

この記事はそんなときのヒントになれば。

もしかしたら人が目指していることと、現時点での犬が見ていることに食い違いが起きてはいないだろうか?

人は一人ひとり違うように、犬もそれぞれ違いがあります。
生まれ持ったものもあれば、環境も違う、これまでの学習(強化の歴史)も全然違うのは当然です。
だから「個の違い」を受け入れると、また違ったアプローチの仕方が見えてくるかもしれません。

今回は「散歩に出ることが苦手」なケースについて書いていきます。



散歩中のトラブル・ケース1「散歩に出ることが苦手」


散歩に出たら始めのうちは歩くけど、そのうち立ち止まったり、家の方向へ戻ろうとしたり。
またある程度は散歩できるのだけども、帰り道は足早に家へ戻ろうとする。
知らない場所は歩くことができない。

このようなケースの要因は、本当にさまざまで。
例えば、社会化期(生後3ヶ月)までに屋外に出る機会があまり与えられなかったり、散歩コースに車通りが多い場所がある、途中で他の犬に吠えられたことがある、散歩以外にも不安傾向が高いなど、個々により違えば、その子の現時点でのアプローチやステップも本当にさまざまです。

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