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冷凍玉ねぎ活用術 夏のひんやり麺。


岡本太郎も怯むほどのギラッギラの太陽が連日爆発し、夏バテの心配どころか生命の危険すら感じる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?
大丈夫ですか? お元気ですか? 私はまだ何とか生きています。

さて、お子様のいらっしゃるご家庭では夏休みに突入し、毎日のお昼ごはんを考え続けるというタスクが重くのしかかってきていることと思い、心からエールをお送りしたいと思います。やっぱり登場頻度が増えますよね、素麺を筆頭とする夏のひんやり麺。早いし、楽だし、食欲の失せがちな暑さの中でもツルツル食べられるし。

お子様がいなくてもそうです。うちでもやっぱり二日に一度は、冷たい麺のお出ましとなっています。それが猛暑をサバイブするために避けて通れない道なんです。

で、茹で上がった麺をどれだけ冷やして食べるかに皆さん心を砕いていませんか? 水道の水に何度さらそうとも水そのものがぬるい。何なら人肌を超えてる感まである。製氷皿の氷をボウルに放とうとも、すぐ溶けてしまう。

そこで、ちょっとでも涼感をアップするために、皆さんにオススメのアイテムがあります。それが「冷凍玉ねぎ」です。

冷凍玉ねぎのストック、意外に使えます。

なかなか使えるやつです。常備をオススメします。うちでは薄くスライスして凍らせてます。

そもそもキッカケは初夏に、私と妻と両方の実家からたんまり救援物資として玉ねぎをもらったこと。いっときはここ淡路島なん? てぐらいベランダに玉ねぎが吊るされていました。いくら日持ちのする野菜とはいえ、さすがに数が多かった。食べるペースが追いつかずにちょっと傷みかけていたのを、妻がWEBで得た知識で「玉ねぎって冷凍できるらしいで」と、スライスして保存パックに入れ、冷凍庫に入れるようになったんです。

これがなかなか使える。冷凍することで玉ねぎの細胞壁が微細な氷によって破壊されるので、解凍しても元のシャキシャキ食感は残念ながら復元されません。しかし、カレーなどの炒めるベースとしては初手からクタッとなるので、短時間で飴色玉ねぎにまで持っていくことができるんです。

そしてこのたび、加熱以外にもなかなか試す価値のある食べ方を見つけてしまいました。それは……?

凍ったままでもシャリシャリしてうまい。

なぜか甘味が増して、玉ねぎ独特の辛味はほぼなくなります。

そう、この凍ったままの玉ねぎを細かく刻むか、あるいはそのまま使って、夏のひんやり麺の薬味にするんです。そうすることで麺のひんやり感がぐんとアップ。それはそうです、だって凍ってんねんもん。氷点下の涼しさ。そしてしゃりしゃりとしたシャーベットのような食感もいいアクセントに。

この日は半田素麺に豚の冷しゃぶ、きゅうりと大葉を細く刻んで生姜を散らし、冷凍玉ねぎを食べる直前にトッピング。

冷やし中華や冷麺、ざるそば・ザルうどんにも合います。
せっかくなのでアップでもう一枚ドーン。

今回はかけつゆ方式にしましたが、つけつゆに刻んだ冷凍玉ねぎをパラパラ散らしてもおいしいです。甘みとしゃりしゃり感が、意外とどんな麺の風味にもマッチする気がします。洋の東西を問わず、トマトの冷製カペッリーニなんてのもいいんじゃないかと思います。

たぶんこの他にも間違いなくおいしいはずなのは、冷奴、冷たいお茶漬けなどの薬味にすること。もちろん今回やったように冷しゃぶも合うし、棒棒鶏も雲白肉も、ひんやり感が増してより一層お箸が進むこと間違いなし。

冷たい麺にマンネリを感じがちなこの時期、もしまだ冷凍玉ねぎを味わったことがなければ、ぜひ一度お試しください。ちょっとした手間で、食欲もテンションも上がる食卓になること請け合います。

これからまだ8月がごっそり残っているかと思うと恐怖しか感じませんが、毎日せっせと水分と栄養を補給して、体調管理に気をつけて、楽しい夏にしてください。ファイト!


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