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風景としてだけでなく、体感することで、その場所が自分事化される

人は生まれてからずっと、自然と深い結びつきを持ってきた生き物。
でも、現代社会で都市生活が進化したことで、知らずとテクノロジー中心の日常へと置き換わってしまっている気がする。その中で、自分も小さい頃、畑や田んぼで遊んだり、川に笹船を浮かべて遊んでいた感覚を忘れ、大人になるに連れ、自然を「景色」として眺めることが多くなっていたように感じる。

近くの戸田の御浜岬。朝ランニングの終着地点

自分は今、週の半分は東京、週の半分は西伊豆戸田という地域で暮らしている。

戸田に出会ってもう3年以上が経つ。この街に出会い、朝ランニングしたり、SUPをして海の塩味を感じたり、梅を収穫して梅酒にしたり、、、自然を見るだけでなく、入り込み、触れる機会が多くなっま。

その生活を通し、忘れかけていた、自然を、街を体感することの大切さについて思い出させてくれた気がする。自然というものがどれだけ自分たちの生活に深く関わっているものなのか、触れることで理解し、理解が尊敬への想いへと繋がっていく。この街が、この自然が自分事される瞬間だった。

場へのリスペクトが強くなると、日々の行動が変わりだす。


東から昇る朝日が海に反射して、キラキラと宝石のような朝と出会えます

最近、戸田にいる時は朝ランニングすることが日課となった。朝のお決まりである、街から岬へのランニングは、風の匂い、足元の砂浜の感触、鳥のさえずり、木々の香りが迎えてくれて、感覚が刺激されるお気に入りのコース。


季節や気候により、自然は変化をし続けている。自然の営み、サイクルに触れ、感覚が研ぎ澄まされることで、日常で見落としがちだった価値や美しさに気づけるようになる。気づきはまた新たな行動を生む。自分はランニングを通し、自然への愛が深まり、子供達にも同じような環境を残していきたいと、気づけばランニング後の浜辺のゴミ拾いが日常になった。小さいことかもしれないけど、1mmでも、1cmでも今を変化させることが、未来の変化の幅は無限大につながると感じている。

眺めているだけではわからない、体感することにより変化する意識、そこから生まれる行動がある。戸田を訪れる人達にもそんな風な感情を抱いてもらえたら嬉しいなって、、、この自然が当たり前でないからこそ。

そんな想いから僕が今関わっているTagore Harbor Hotel主催でグループランも行うことにもなりました(講師としてIZU TRAIL JAPANの千葉氏来るからかなり贅沢です(笑))




ランニングやハイキングなどの活動を通じて、自然が私たちの生活に根付いていることを体感し、自然環境が自分事される意識が芽生え、尊敬の心さえ生まれる。そんな感覚をぜひ味わってもらえると嬉しいなと密かに思っている。


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