摂食障害の長い長いトンネルを抜けて~「痩せたい」と「食べたい」のその先へ~682
窓の外は曇っていた。私の心は何時だってどしゃ降りだった。
もう、今までの自分を捨てて何もかもをやり直したかった。
もう、何もかもをやり直したい。
何も考えずに、何も気にせずに、ただおいしいものを食べていた頃に戻りたい。
おいしいものをおいしいと感じることが出来た頃に戻りたい。
いつから私はそういうことが出来なくなってしまったのだろうか。
いつから私は何かがずれてしまったのだろうか。
何がいけなかったのだろうか。
私が、一体何をしたというのだろうか。
どうして摂食障害になってしまったのだろうか。
……
何をどう考えても、答えは見付からなかった。
私はもう、どこにも辿り着けないのかもしれない。
私はもう、何も変えることが出来ないのかもしれない。
私はもう、こんな私のままでいるしかないのかもしれない。
でもそれは、もしかしたら絶望ではなくて、微かな希望なのかもしれない。
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